2004年 真夏・灼熱の関東オフ会! レポート その2
後藤夕貴
更新日:2004年10月26日
 2004年5月〜6月 謎が牙剥く二つ宿


 さて、場所の選定に困った筆者は、結局、ものすごく単純な選択方法をとりました。

 宿泊施設サーチサイトを巡り、前回のオフ会で利用した所に比較的近い価格帯の場所を選び、その周辺に楽しめる所があるかどうかを検討する。

 本来ならば、楽しむ場所を決めてから宿泊施設を決めるものですが、まぁ細かい事は気にしない(笑)。
 実は、前回書いた「お茶の水」「浅草」方面というのは、この結果出てきた選択肢だったのです。


 で、その後色々あり、まずは手近なお茶の水方面の宿泊施設から見ていく事になりました。
 ここでターゲットになったのは、某H館(仮名)というところ。
 サイトで施設や内装写真を見て、さらに価格や地図を確認し、仮予約を入れました。
 このH館という所は、本館の他に複数の別館を持っている大きな所で、営業年数はかなりのものですが、その分お安いというのが魅力です。
 この時点で、参加人数もかなり集まり始めていましたので、さて次の段階に移るか…という事になったのですが、そんなある日、突然H館から連絡が入りました。

H館 「すみません、予約された館の移動をお願いしたいのですが」
元締 「え、どういう事ですか?」
「実は、元締様が予約された別館に団体客の予約が入ってしまいまして…」
「ちょっと待ってください、こちらの方が先に予約していたのに、それはないんじゃ…」
「それが、100人単位なんですよ。こちらの施設の関係上、予約された別館しか使用できない状況でして」
「あ、そういう事でしたら…仕方ないですかね」
「そこで、団体客向けではなく個人客向けになってしまうのですが、もう一つの別館に変更させていただければと思いまして」
「わかりました。ただ、ちょっとこちらで検討したいので、ご返答はしばらくお待ちください」

 この連絡の最中、ものすごくイヤ〜な予感が漂いまして、筆者はとても即答する気になれませんでした。
 そこで、直接その場所に行ってみる事にしました。
 愛車「C級激辛ホタル唐辛子一号(元ネタわかった人ご連絡お待ちしています☆)」…原付を駆り、いざH館へ!!

 まずは、当初予約を入れた別館Aへ。
 ここは、サイトで下調べした通り、ややくたびれた感があるもののなかなか小奇麗にまとまっており、いい感じの雰囲気でした。
 半裸のオヤヂ客が、まるで自宅であるかのようにうろつき回っている事だけが、妙に気になりましたが。
 で、そこの従業員と話をして、予約変更依頼についての確認と、移動先の別館Bの位置確認。
 この時点で、イヤな予感のレベルがさらに高まっていましたが、めげずに移動。

 たどりついた別館Bは…Aよりさらにくたびれた施設でした。
 都心にありながら、まるで片田舎の一角にあるかのような雰囲気…それはそれでいいのですが、どんな所なのかはすごく気になります。
 そこで、従業員の方に事情を説明し、中を見せていただく事に。

 中は…迷路でした。

 昭和初期からあるという木造建築に、一部鉄筋建築を継ぎ足した構造で、それぞれの部分の造りがまったく違うため、とても同じ建物内を巡っているように思えません。
 しかも、木造部分は廊下すらまっすぐではなく、光が届かない所が多すぎ、不気味な暗闇が各所に発生しています(注:行ったのは真っ昼間)。
 さらに、客室は薄ーい木の扉に南京錠!
 数少ない団体部屋では、またまた半裸の親父が、集団で麻雀打ってました。
 さらにさらに、部屋によってはとても中に入りたくないような、独特の雰囲気の場所もあり(←いわゆるオカルトの方面です)…

 おいおい、いくらなんでも、こんなところでオフ会はできねーべや。
 
 という訳で、やむなくその場で予約キャンセルの申し出。
 多少後ろめたい気もしましたが、先方の都合で場所を変えられ、そこがナニアレな所だったわけですから、これはしょうがないと。
 特に問題もなく、スムーズかつ穏便にキャンセル処理をお願いできた元締は、途方に暮れつつまた新しい宿探しに没頭です。
 そこまでの調査が白紙に戻ったので、ため息が出ます。
 で、ちょっと複雑な道路事情に囲まれたH館からの移動中、突然、ある場所が目に飛び込んできました。

 そこが、今回合宿会場に使用した「T館」!
 ここは結構有名なところなのですが、なんと、H館から歩いてすぐの所にありました。
 有名という事もあり、もう夏の予約なんか埋まりきっているだろうとタカをくくっていたのですが、まるで何かに導かれるようにたどり着いてしまったものですから、せっかくだからと確認を取ってみました。

 そしたらなんと! まったく無問題で予約可能!
 しかも、H館とさほど変わらない予算!
 ええ、もちろん速攻で仮予約しましたよ。
 そして、それから大して時間をおかずに本予約させていただきました。


 今回の教訓。
 やっぱり、行ける限りは現地に出向いて、状況を確認してから判断すべし。
 わかりきっている事ではあるのですが、ネットに頼ると、どうしてもおざなりになってしまいますね〜。


 さて、次は好例の「本オフ会場」と「カラオケ会場」の選別。
 こちらは特に問題なく進行しましたが、なんと、ほとんどすべてが合宿会場から歩いていける範囲に集まってしまいました!

 ううむ、なんだかどんどん行動範囲が狭まっていくぞよ。
 結果的にこれは大成功だったわけですが…この後、さらなる問題がのしかかってきました。

 お茶の水方面最大のポイントであり、かつ合宿会場からも遠くない場所にある、アミューズメントの殿堂「東京ドームシティアトラクションズ」。
 そこで夏休み期間中は毎日開催されている「スカイシアター」!
 そして、夏休みイベントの「仮面ライダースペシャルショー」!!
 当然、お客様の中からも「これを見ない手はないだろう」という意見が出てまいりました。


 ところが…スカイシアター(旧・野外劇場)を見るためには、いくつかの高いハードルを乗り越えなければなりません。

 この辺の展開は、オフ会当日二日目レポートにてご説明します。


 → 続く
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