ども、梨瀬成だにゅうん。
さて、オイラのプロフィールを読んでもらえば分かるんだけど、梨瀬は今、自転車に夢中だったりする。
2002年7月にGIOS PUREを買ったのを皮切りにチタンのロードレーサー(以下RR)なんかも入手して、財布の中身はすっかり軽くなってしまっているのが現状だ(笑…えねぇ!!)。
さて「気分屋な記聞」が立ち上がったのに伴って、俺っち担当時は自転車のお話でもしてみようかと思っている。しばしおつき合いを…
【今、オススメなスポーツ車!】
さて、折しも健康ブームも手伝って、世間では自転車がちょっとした流行りなのだそうである。
実際に町の中でも自転車に乗っている人は増えたし、町乗り+運動目的で、そこそこ高い自転車を買う人も増えたと言う。
自転車の運動というのは、俗に言う全身運動であり、特に心肺機能の向上にめざましい効果を上げるのだそうだが、どういう形にしろ、自転車という乗り物が脚光を浴び始めたのは自転車好きの俺っちとしては嬉しい限りだ。
しかし、世間一般では「でも、スポーツ車に乗るのはちょっと…」という声を良く聞く。
これの主な理由の一つにドロップハンドルの存在がある。
あの異様な様相のドロップハンドルを「乗るのが難しそうだ」と考える人は少なくないし、RRによく見られる前傾姿勢は、見た目にも辛く映るかもしれない。
実際に乗ってみれば、ドロップハンドルは様々なポジション取りが行え、特に長距離を乗るととても楽なものである事が分かるのだが、今現在日本で普及しているママチャリのハンドルにポジション的に似ているフラットハンドルを持つマウンテンバイク(以下MTB)の方が乗りやすく親しみやすいのも無理からぬ事だろう。
しかし、MTBはもともと悪路を走破することを主眼とした乗り物であり、特に町乗り用の自転車としてはあまり向いていないし、爽快感もあまりない。
かといってドロップハンドルを持つ上に信号も多い町中でスピードの出るRRを乗るのも…
今回、梨瀬がオススメするのはそんなRRとMTBの長所・短所を踏まえた上で上手く取り入れた車種である。
それが
クロスバイク
と呼ばれるものだ。
フラットバーロードとも呼ばれるこの車種は、基本的なフレームの設計・ホイール径・などはRR譲りである程度のスピードが出るように考えられており、ハンドル周りを扱いやすいフラットハンドル・ブレーキレバーにはMTB系のものを採用している。
タイヤはRRほど細くないがMTBほど太くないものを採用し、ブレーキもサイドプルやVブレーキなどの制動力の強いものが使われる。
値段も本格的なRRに比べれば遙かにお手頃であり、ギヤも十分な段数が用意されているため、町乗りメインで使うスポーツ車としてはうってつけだろう。
悪路走行さえしなければ、ツーリングにも十分使える。ただし、フラットバーなので肩や腰が痛くなるのも早いかも…!?
俺っちも、このクロスバイクには何回も乗る機会があったので、いくつかオススメのものを紹介しよう。
●SPECIALIZED SIRRUS(スペシャライズド・シラス)
アメリカの自転車メーカー・スペシャライズド社のクロスバイクでコストパフォーマンスの高さから梨瀬超オススメの一台。
しっかりとした作りのアルミフレームをメインに、シマノの変速ギアセット、効きの良いVブレーキにサスペンション付きシートポスト、28ミリ幅のタイヤなど、本当に良く出来ている。
これで定価64,900円…安売りしている店なら50,000円代で手に入るなんて…
フレームカラーが多く、色の選択肢が多いのも魅力。
●LOUISGARNEAU LGS-RSR V2(ルイガノ・LGS-RSR
V2)
カナダの新興ブランド・ルイガノのLGS-RSR V2の特徴は珍しいシングルサスペンションのフロントフォークを採用していること。
これによって、MTB風のごっついイメージのフロント周りをすっきりさせつつ、路面の振動の吸収性を確保しているので、非常に乗り心地がよい。
個人的には今まで乗ったクロスバイクの中では一番体に優しくて気に入っている。
価格は若干高く99,800円だが、この性能なら十分お買い得。
LOUISGARNEAU独特のおしゃれのデザインもイカす!
●GIANT FCR-ZERO(ジャイアント・FCR-ZERO)
カーボンフォーク採用、エアロ型のフレーム、シマノ中級RRコンポ105のフルセット、質の高いホイール。普通なら20万以上とられても文句は言えない出来にもかかわらず、定価149,800円。
ハンドルがフラットなだけで、乗った感覚はRRと殆ど変わらない。
とにかく、素晴らしい直進性と軽い車体。値段のことさえなければ、正に最強クロスバイクだろう。
見栄えも良くカッコイイ。
ちなみに、仮にフレームに最も一般的な素材のアルミ合金+RR用コンポで最も初級のSORAで組まれたRRは大体8万〜10万が相場。
もし最高級コンポーネント・デュラエースシリーズで組まれたRRになると、安いモノでも25万、場合によっては50万を下らないものまでも存在する(これはフレームとホイールの値段によってかなり幅が変わる)。
こう考えれば、いかにクロスバイクが安いのか分かろうというモノだが、大抵はこの一言に打ちのめされるのが現実だったりする。
え!? 自転車に5万円も払えないよ!!
確かにごもっとも。
だけど、今はホームセンター等に行けば、ママチャリならば4,980円、安いMTBも20,000円以下で買えるご時世かもしれないが、もしスポーツ車購入の計画がある方ならば、参考にしていただけたら幸いかな、なんて思う。
値段に見合っただけの能力は、俺っちが保証するよ!
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