SECRET 第53回 ■ グッドスマイルカンパニー アイドルマスター シンデレラガールズ「島村卯月 ニュージェネレーションVer.」
2014年8月6日 更新
今回レビューするのは、ちょっと前に発売されたものですが、「アイドルマスター シンデレラガールズ」の島村卯月。
「〜シンデレラガールズ」は、その名の通り「THE IDOLM@STER」の世界観を継承したゲームですが、携帯用のソーシャルゲームです。
そのため、ファンの間では「モバマス」とも呼ばれていますね。
モバマス系フィギュアは、これまでfigmaで渋谷凛とか城ヶ崎姉妹など持っていたのですが、固定フィギュアは初購入です。
てなわけで、今回は軽くご紹介。
島村卯月 ニュージェネレーションVer.
個別のキャライラストをモチーフにした立体化で、全高は約19センチ(頭頂部まで)。
2014年5月31日発売で、価格は税込9,051円。
交換用フェイスパーツと、円形の台座が付属。
原型師は、加藤学氏。
個人的に、固定フィギュアを買う場合は、全体のポージングの映え具合とか、思い入れのあるキャラである場合、ないしはちょいエロ風味がある時が多いのですが、今回はこの「表情」にやられました。
両目を閉じたフィギュアなんて、これまでの自分の評価基準では対象外だった筈なんですが、これは例外だったと。
まぁ、要はそれくらい魅力を感じたということです。
ただ、じっくり見てみると、素敵な表情とポーズに加え、可愛らしいながらもさりげなく露出の多いコスチュームにも、目を惹かれることに気付けます。
こういう、健康的なお色気は、実に良いものです。
この笑顔! これがイイ!!
本商品は、この表情がメインになります。
ちなみに最近知った豆知識なんですが、「ピースサイン」の出し方で世代差がわかるんですってね。
手を前にずいっと翳すか、肘を曲げて引き寄せるか、頬に添えるか、開いた指先を目の傍に翳すか……という流れらしいんですが、果たしてこの小娘は?!
それでは、恒例の旋回撮影開始。
今回はちょっと多めに撮っています。
しかし、画像小さいな……某所でも指摘されてたけど。
ページレイアウト、いずれ見直ししますかな。
胸元アップ。
写真ではあまり伝わらないかもしれませんが、実物はかなりふっくらした質感があって、隠れ巨乳状態です。
特に、左乳房を横から見た時のたわみ具合は、その筋のフェチにはたまらんものがあるのではないかと。
それはともかく、他にも、腹部のアクセサリーとか袖やボタンラインの模様など、非常に細かな構成で見惚れます。
なお、腹部リボンの端の穴はさすがに貫通はしておらず、塗装処理です。
腹部アクセサリーに合わせたデザインのヘアアクセも、多彩な色とパーツで構成されていて、非常に目を惹きます。
花の重ね合わせによる立体感が、ため息物の出来。
後ろ髪は、大胆なウェーブがかかっている上に、所謂「ハッタリ効果」で大きくなびいています。
長髪のキャラでイラストを描く際、髪や服の裾など長い部分を、わざとありえないくらい大げさに広げたりなびかせたりする効果手法があるんですが、これが非常に大きな躍動感を与えるので、立体物でも多用されます。
そういう見地で見ると、このウェーブがかった後ろ髪の立体構成は、思った以上に複雑なんだなあと、思い知らされます。
ちなみに、この後ろ髪はたったの3パーツ構成。
しかもそのうちの2つは、内側の小さな髪を構成してるだけなので、実質的にはほぼ一発抜きということになります。
意外と大胆な腹部露出。
へその位置からして、初見の印象より遥かにローライズになっています。
腹とスカートに隙間があるので期待されてる方もおられるかと思いますが。
確かにスカートは別パーツなんですけど、残念ながらキャストオフ機構はありません。
どうしても外したい人は、破損覚悟の自己責任で……ということになります。
下半身。
細身の脚ですが、適度な肉付きで色っぽいというよりは「可愛らしい」脚です。
ソックスや靴、アンクレットも非常に可愛いデザインになっています。
というわけで、そろそろお約束の時間。
下着は至ってスタンダードな造りですが、多少のシワ表現あります。
ただ、正直そんなに凝った造型ではありません。
パーツ構成とポーズの都合で、前からは覗き辛くなっています。
まあ、そこまでして無理に見るようなものじゃない気もするんですが……
今回、頭部パーツはこのように分解出来る構造になっています。
首と顔パーツが接続されていて、顔パーツに後ろ髪を接続するスタイル。
というわけで、フェイスパーツを交換すると、こうなります。
目を開いた笑顔で、こちらも実に可愛い表情です。
目閉じ表情が苦手な人も、これで安心。
その日の気分で、好きな方の表情に切り替えて飾るのもいいでしょうね。
表情交換状態で、全身を。
なんとなく、雰囲気も変わる気がします。
もう少し大寄りで。
構造上、舌にあたる部分に影が入りやすいのですが、これは仕方ないかと。
角度を変えて。
切れ味鋭そうなアホ毛も冴えてます。
つうか、これマジで指に刺さります。
台直径約10センチの座は、円形のごく普通のプラ製で、プリントやらモールドはありません。
せいぜい、右足を接続する足型とダボがある程度。
足はつま先と踵の二点支持。
右脚はABS製のようなので、これを使ってもそう簡単には曲がりはしないかと思われますが、心配な方はこの台座を使わず、胴体を支えるタイプのディスプレイ台を別途用意された方がいいかと思います。
シンデレラガールズ繋がりということで、傍にあったfigma「城ヶ崎美嘉(みか)」との比較。
規格が全然違うので、比較になっとりゃせんのですが、まぁそれはそれ。
島村もfigmaで欲しいなぁ。
今回のパッケージは表面がラメ仕様で、光が当たると細かい点がキラキラ輝きます。
大きさは、約14×26×14センチ。
ライトサイドビュー及び、レフトサイドビュー。
バックビュー。
実にいいカット。
特に右上、アングルが絶妙すぎだろコレ。
以上、島村卯月 ニュージェネレーションVer.でした。
【買ってみて一言】
強烈なエロスアピールはなく、本当に直球勝負な可愛らしさ表現で勝負しているフィギュア、という感じで、「絵」としての完成度はとても高いです。
無論、造型面についても文句なしで、よくぞまぁここまで細かく……と思える程に手が加えられた各部位を見ると、一般販売品じゃなく数量限定品なんでは? とすら思えそうな、素晴らしい出来栄えです。
先にも書いた通り、「表情買い」をしてしまったのは、個人的に今回が初でした。
それくらいの華やかさとあどけなさ、純粋な可愛さが詰まった、良商品だと心から思っています。
原作を知らない人にもオススメ出来る、個人的に大ヒットは商品ではあるんですが、いかんせん定価だと1万円弱という高額さがネックになりそうです。
最近のフィギュア高額化は、もう何度も書いたので今更触れませんが、この大きさで9,000円超えというのは……と、尻込みするファンもいたかもしれません。
そこが、どうしても惜しいなと思える部分だと思います。
とはいえ。
実は、これを書いている8月初旬現在、Amazonなどで割と良い感じの値引きが行われていて、5,000〜6,000円強くらいの、程良い価格で購入可能のようです。
まあ、いずれ在庫がなくなったらまた変わってくる値段の話ではあるんですが、まだまだ好景気とは言い難い昨今、少しでもリーズナブルな価格で買いたいものですものね。
というわけで、興味をお持ちになった方は、今すぐ検索してみましょう。
ちなみに、筆者はいくらで買ったかというと――こんな事書きながら、思わずため息つくような価格帯ですクソァ