SECRET 第43回 ■ VOLKS クイーンズゲイト HJ誌上限定「紅の忍 不知火舞」

2009年5月30日 更新

 ここでは、タイトル画像に利用したフィギュアをご紹介。
 前回の更新から、約1年半も経ってしまいました…フィギュアから随分離れてたからなあ。

 今回久々にレビューするのは、ボークスの誌上限定フィギュア「紅の忍 不知火舞」。
 月刊ホビージャパン2009年1月号誌上で申し込み開始、同年5月22日発送開始。
 価格は6,500円(税込。+送料・手数料1,000円)。
 原型師はちょろすけ氏(A-BRAND)。
 新作ではないのですが、話題作&完成度がとても高かった商品なので、こんなタイミングでレビューしてみます。

 というわけで、着物をはだけた妖艶なスタイルの舞の立体化です。
 これの大元は、ホビージャパン刊「クイーンズゲイト」シリーズの「紅の忍 不知火舞」内にある泉まひる氏のイラスト。
 「クイーンズゲイト」とは、「クイーンズブレイド」シリーズの姉妹企画みたいなもので、ブレイドとは違い既存のゲームキャラ等を用いたものです。
 これの他に、「侍魂」のいろはも存在します(そちらも当然フィギュア化しましたが、筆者は未購入)。

 で、不知火舞なのにどうしていつものこの格好ではないのか? と言うと。
 このスタイルは、「ザ・キング・オブ・ファイターズシリーズ(SNKプレイモア)」の5作目「98」で実際にゲーム中に出てくるものなのです。
 不知火舞を一番最初に使用すると、登場時に(今回のフィギュアのように)着物をはだけ、その後一瞬で衣替えするというパフォーマンスが見られます。
 今回のものは、それがモチーフになっているわけですね。

※上の写真は「MAXFACTORY キヌコレ版不知火舞」です。

 ゲーム中では、一番露出が高い状態(衣替えの瞬間、腰のくびれまで確認できる)の立体化ということで、当時ゲームをプレイしていた人には懐かしい感覚すらあるスタイルです。
 本来は背中側しか見られないポーズで、クイーンズゲイトのイラストも同様でしたから、正面はこれが初お目見えということになるんでしょうか?
 予想以上に凶悪です。

 やや俯瞰で前面部を撮影。
 腕のポージングがすんごくなまめかしいです。

 気になる着物の隙間ですが、ヒップの辺りはだいたいこんな感じです。
 着物と本体は別パーツで一体化してはいないので、きちんと段差や隙間が生じています。
 非常に視点が限られますが、なかなか赴き深いものがあります。

 それはそれとして、背脇の肉が腰の肉に重なっている表現がすごく上手く仕上げられています。
 一部ではこれを「贅肉」と云ってるようですが、ゼー肉だったらこうはなりません。
 張りのある肌とその下に適度な筋肉があると、身を捻った場合皮膚はこういった重なり 方をします。
 単なるゼー肉やたるんだ肌なら、このような段差にはならず、もっと流れるように下の肉に被さる感じになります。
 信じられないという人は、その手のグラビアでも見て確認してみてください。

 背面部。
 後ろ髪の色が妙に明るいですが、これは色調補正のミスではなく、実際に明るい色で塗られているためです。
 明暗がつく塗り分けはいいんですが、これだと前髪部分との差異がちょっと気になるかなと。
 細かな髪の流れは、結構上手く作られていて溝が塗料や付着ゴミで埋まったりはしていません。

 右斜め後方から見ても、こんなに盛り上がっているすごい巨乳。
 細身なのに巨乳という、舞独特の体型が実に活きてます。

 でも実は、舞って「飢狼伝説2」初登場時はそんなに巨乳キャラじゃなかったんですよね。
 ただ勝ちポーズで胸が揺れるってだけで。
 露出も全然多くなかったし。
 どうしてこんなになっちゃったんでしょう?

 顔の造りは、VOLKSらしいといえばそこまでですが、比較的整っていていい感じです。
 ほのかな色気を感じさせる目の形も、良いバランスです。
 ただ、原型と比べると明らかに塗り方が異なっていて、若干違和感は生じます。
 この違和感を指して「激しく劣化した」と唱える人も多いようですが、この辺はもはや購入者り好き嫌いの範疇ではないかと思います。
 筆者は、原型の方が塗りは丁寧だとは思いますが、製品版の目の方が色香を感じさせて好きですね。
 ただ、頬の赤らみが今時「///」表現なのは、さすがにどうかと思いました。

 恐らく期待している人も多かっただろう、乳首造形は残念ながらなし。

 腕に圧迫されて歪んだ乳房の表現は魂入りまくりで、どうしても目が行ってしまいがちです。

 右斜め前方から撮影。
 着物の隙間から覗く脚も綺麗でエロいです。
 個人的には、もう少し太めの方が舞らしいかなとも思いますが、このフィギュア単独で見た場合はこれでもいいかなと思わされたり。
 やっぱり着物の裾から伸びるのは、白く細い脚でなければー。

 着物の後ろ側はこんな感じ。
 かなりのボリュームがあります。
 舞の腰幅よりかなり広いですが、この辺は着物の布地の厚みということで理解しましょう。

 そういえば、原型と違って製品版はパール塗装が施されていますね。

 左横から見ると、澄ましたような仕草に見えて面白いものがあります。

 ちなみに腕に巻かれた白い輪は、パーツ分割隠しのようです。
 ほぼ全裸なので妙に目を引きますが、これがないと分割線が丸見えになってしまい更に興ざめですね。
 まあ、原型の時点から判ってたことなので、これはやむなしかと。

 接地性・安定性は形状の関係で凄く高くて、台座や支持台は一切不要です。

 あらためて、アップを。
 目はアイプリなので、アイプリ嫌いの人にはマイナスかも?
 唇のピンクが少々派手&艶がありすぎなので、あまり唇の質感がないのも気になる点かなと。
 どうしても手を加えたい人は、塗り直すかフラットベースを薄く塗るといいのかもしれませんね。

 前髪の造形がちょっともっさり気味でシャープさに欠けるのも、気になるといえば気になる点です。
 筆者はVOLKS製フィギュアはこれ以外もう一点しか持ってませんが、両者共に髪の造形の難が気になりました。
 どうも、これは製品時の劣化というより原型師の造形の癖っぽい印象があります。
 せめて、髪の末端部がシャッキリしていれば、もう少し印象が好転したでしょうね。
 ガンダムのツノが云々と言われた頃から、大人なマニア様はシャープな造形に拘りますからね。

 色っぽい仕草、恥ずかしそうな姿、そしてこのようにややクールな視線と、見る角度によって表情や印象がコロコロ変化します。
 単に顔だけでなく、体の動きやスタイルも上手く作られていないと、こういう表現はなかなか出来ないものです。
 こういう見下げ視線、かなり好きですね。

 「ごたくはいいから、もっと見たい所を見せやがれ!」と仰る貴兄のために。
 ここからはズームアップ。

 これだけ切り出すと、どこの萌えフィギュアかと。
 いやさ、モエコレとは言うけどさ。

 右乳、前腕、手がそれぞれ別パーツで重なっているからこその、立体交差感。
 今時では当然なことですが、一昔前のフィギュアだったら、これ全部一体式になってたんだろうなあ。

 胸もいいけど、お腹からヘソ、下腹へと流れるラインも実に美しいです。

 ここまで来ると、どうしても着物の下も見てみたい! という人も出てくるかと思います。
 どう見ても着物と舞本体は完全に別物ですから、キャストオフ出来そうにも思えますよね。
 ですが残念ながら、着物はガッチリ接着されていて舞から切り離す事は不可能。
 また舞自身も、胴体分割などの方法で着物の呪縛から逃れることは出来ません。

 すなわち、キャストオフ不能!

 ――とか云いつつ、着物だけになっちゃったりして。

 着物の模様は、一見プリントのように見えますが、実はデカールです。
 そのため、強く擦ったりするのは大変に危険かと。
 遠目に見る分には大変綺麗ですが、間近で見るとやはりデカールだなと判ります。
 あと、個体によってはデカールに皺が寄っているものもあるそうなので、皺部分に突起を引っ掛けてデカールを破らないように注意が必要ですかね。
 着物の裏側は無着色なので、本体への色移りの心配はなし。
 なので、製品梱包段階から癒着防止ビニールシート等は当てられていません(袂や帯の周囲にはさすがに使われていますけど)。

 え、いいからとっとと中身見せろと?

 では中身大公開。
 舞の分際で、普通にぱんつはいてます。

 ちなみにこの状態では自立不能なので、何かしらの支えが必要になります。
 どうしてもこれで飾りたいなら、ですが。

 横から見るとお尻の厚みがやや乏しく、スレンダー過ぎる様に感じますが、正面から見るとなかなかの腰幅。
 この辺は、着物パーツを着ける都合によるものでしょう。
 脱がすと中の人が痩せてしまうというのは、どこにでもある問題です。

 ちょっと接近。
 露出していなかった部分も、きっちり作られしっかり塗装されています。
 云い忘れましたが、舞は塗り肌ではなく成型色。
 下着のみ着色されています。

 別角度から。
 腰の捻りと脚の角度がエローシ。

 後ろから。
 舞=Tバックというイメージが定着して早や16年ですが、今回は残念ながら普通のぱんつ。
 けど、妙に小さくて若干食い込んでます。
 小尻スキーな人にはとんだご馳走です。

 ちゃんと、下着着用によって部分的にへこんでいるヒップラインも再現されています。
 ちなみに、パンティラインから両足が分割されていますので、個体によっては下着と脚の間にスキマが生じてしまう場合もあります。

 ほーれほれ尻アップ。

 んで、なんでTバックじゃないのかなと思ったんですが、よくよく考えたら舞のコスチュームだと下着の紐は腰で吊っているものなので、半裸状態だと腰横部分から下着が見えてしまうわけですね。
 それだとまずいので、あえてローレグ下着にしていると……なるほど!

 だったら最初から履かせなければいい! という意見は、本商品がSNKプレイモアの監修を受けている時点で不許可でしょ。

 このページの写真ではわかりませんが、お尻の谷間と下着のスキマ部分はさすがに埋まっています。
 ですから、上からお尻部分を覗くとちょっと残念。
 どうしても対処したいという方は、もはや自力で削り込むしかないでしょう。
 挑め、魔改造!

 サイドの紐は、さすがに脚と一体式。
 それにしてもエロい脚だ!

 強制キャストオフの仕方ですが、一番簡単なのは、着物正面の帯をもぎ取ること。
 その後、下から現れる凸ジョイントを真ん中から二分割し、強引に左右に開いて舞を取り出します。
 帯は相当しっかり固定されているので、切り離す際は力加減に注意。
 デザインナイフで少しずつ切り込みを入れながら力を徐々に込めて行くと上手く行くかも。
 乱暴にすると帯の裏側が裂ける危険があるので、くれぐれも自己責任で。
 一旦切り離したら、後は特に補修しなくても帯のはめ直しは可能になります。
 着物の後方にも縦に分割線が入っていますが、こっちは手を着けなくてもOK。
 むしろ、手を付けるとプットオン(着用)が難しくなるかもしれません。
 着物の後ろ側はかなり強く結着しているので、多少歪ませても分割線から避けたりする恐れはありません。

 ただし、帯を取っても着物パーツ自体がかなり固く歪ませにくいため、舞本体の分離と戻しはかなり難しいです。
 場合によっては、着物に擦れて舞の肌に汚れが付着する危険も高まります。

 ここまで全然使用してませんでしたが、一応本商品にも台座は付属しています。
 写真のような楕円形の黒いもので、凹凸ジョイントはなく、ただ単に上に乗せるだけです。
 なくても全然問題なし。

 たまたま倉庫から発掘された、同じくVOLKS製の「モエコレプラス 楠舞神夜(無限のフロンティア/スーパーロボット大戦OGサーガ)」との比較。
 お互い台座がデカいから、隣接させてもこんなに離れてしまいます。

 舞は、約18センチ、楠舞神夜はだいたい約26.5センチ。
 元々大きい上に、右手を挙げているから更に高いわけですね。
 どちらも台座なしの状態の大きさということで。
 神夜の方が1000円くらい高いので、色々と仕様が豪華。

 ボックス正面。
 ウインドウは大きくて中身が確認出来るようになっていますが、基本通販商品なのであまり関係なかったり。
 パッケージ印刷はモノクロで、本当に白地に黒のみ。

 その裏側。
 ちょっと味気ないかな。

▲ TOP ▲

【買ってみて一言】

 ここしばらく、買うにしてもほとんど誌上限定版しか手を出さなかった筆者です。
 以前のように頻繁に完成品フィギュアを買うことはほとんどなくなり、自分なりに厳選するようになりました。
 まあ一応、それでも某メナスとか某アンネロッテとか買ってはみたんですが(メナスは出来に納得いかなくて購入後未開封で売却)、これはという奴はほとんどなく、レビューまでする気はありませんでした。

 それで今回の不知火舞ですが、初めてホビージャパンで見て一目惚れして購入しました。
 所謂その場の勢いでポチった、ってののバリエーション的行動なわけですが、とにかくこれまでの不知火舞フィギュアとは全然違うスタイルが新鮮に見えたわけです。
 それで、現物が届いてみてさほど大きな劣化もなく、また思ったより飾り栄えする事に感激しました。
 これの良さについては、上記までで散々述べて来たわけですが、自分としては久々に「大当たり」でした。
 勿論、全く不満がないわけではないですが、良い部分の割合が大きいので多少は目を瞑れるという感じですね。
 筆者は「見る角度によって表情や雰囲気が変わる」「イラスト的なハッタリ効果やメリハリがある造形」が好きなので、今回はそれを良く満たしていると判断したわけです。

 ところが、今回のコレ、ネット上の評価は散々です
 先ほども多少話題で触れましたが、まるで泥人形同然のようなこき下ろしよう。
 この温度差はあまりに凄いので、筆者はかなり脅かされました。
 アンチ的意見を見てみると、エッジがたるいとか手抜き過ぎとか、原型と全然違っていて劣化が激し過ぎるというのが特に多いみたいです。
 ホビージャパン誌の写真と比較すると、確かに顔の雰囲気は違いますし、着物の色や模様も若干異なっています。
 ただ、筆者はどう見ても、そこまで酷評されるほどの違いが見出せません。
 というか、量産品になった時点でどうしても原型とは違いが生じるのですから、ある程度の違和感はやむなしという前提でいることが基本として染み付いているようです。

 では、なんでこんな厳しすぎる評価になってしまったのでしょう?
 完成品フィギュアブームも時間が経ちすぎて、ファンの目が肥えすぎたんでしょうか?
 まあそういう部分もあるんでしょうが、最大の問題はこの商品が「VOLKS」製だということ、そしてVOLKSがある独特な宣伝を過去に行なっていたことに原因があるようです。

 それは、新製法「トゥルー・トレース方式」。
 こりゃ何かというと、“原型師が商品化の各段階で直接手を加え、原型からの変形を最小限に抑える”というもの。
 要するに、原型が完成したら後は工場におまかせという事にはせず、その後も原型師が出張って細かくチェックするというものです。
 これなら、理屈の上では確かに原型とほぼ同じようなものが量産されるわけで、期待は当然高まります。
 また、このシステム導入を大々的に発表した「モエコレプラス・初音ミク」が初版はおろか再生産分も含めて一気に完売してしまうという(VOLKS的には)凄い事態が発生しました。
 ボークスは、WAVE同様完成品フィギュア生産についてやや出遅れた感のあるメーカーで、老舗でありながら他の新参メーカーに及ばない印象がとても強かったのですが、この「トゥルー・トレース方式」の公開のおかげで、注目度が高まった感がありました。
 それで、今ではそれが裏目に出てしまっているようです。

 原型師が監修に入るとはいえ、よく考えればそれは原型と寸分たがわぬものが量産されるわけではないんですが、ああいう宣伝内容だとどうしても、原型と量産品を比較しないわけにはいかず、また他メーカーの商品より細かくチェックしてしまうことになるでしょう。
 加えて、ボークスの完成品フィギュアは、一部で癖の強さが指摘されていて、そのため元々大変好き嫌いが分かれるようです。
 そんな状況の中、色味やアイプリント、髪のモールドのシャープさなど目立つ差異がある量産版が出てしまったわけですから、そりゃあ厳しく言われてしまうでしょう。
 こればかりが酷評の原因すべてとは云いませ んが、かなり関係しているんじゃないかなと、筆者は思っています。

 もう一つ、ボークスはA-BRANDレーベルで過去多くの完成品フィギュアを生産したのですが、注目殿高いものはすべて限定品&高額 で、しかも生産数が異常に少ないため欲しい人の下に全然回らないという大きな問題を何度も発生させていました。
 イベントでは、販売数に対して何倍もの人数が並び、その多くは転売目的の業者だったりしたとか。
 また酷い時には、業者の雇った浮浪者なども多く混じり、大変よろしくない状況になっていたようです。
 しかも、そういった数多くの問題点に対してボークス側はなんの対処もせず、結局争奪戦は毎回熾烈を極める結果となります。
 これらは、完成品美少女フィギュアだけに限る話ではないのですが、そんな難儀なイベントを現在も行ない続けていることもあり、ボークスに対して強いアンチテーゼを抱く人はかなり多い見込みです。
 そういった人達によるネガキャンもある程度加わって、ボークス製品の酷評が蔓延しているのではないでしょうか。

 まあ結局のところ、自分が良いと思う物があればそれで良いわけで、他の評価に流される必要は本来ないんです。
 ですが、元来原型と量産品との差異を気にせずにはいられないのが、完成品フィギュア。
 どうしても商品情報(というかレビュー)を求めてしまうものです。
 最近は、ボークス製品に限らず様々な商品に対して、妙に劣化だの出来が悪いだのといったネガティブな評価を目にするようになりましたが、これらに踊らされずに(自分にとって)正しく評価していくのは大変難しい状況であります。
 かくいう筆者も、今回のコレを注文してから現物が届くまで、各所の酷評に心揺り動かされてしまいました。

 一度注文したら、或いは購入を決意したら、後は現物が届くまでひたすら(その時の)自分の判断を信じるしかない、のでしょうね。
 たとえ予想外の大劣化が商品に発生していたとしても、です。
 ちょっと前みたいに、ガシャポンフィギュアを袋単位で注文したら、そのシリーズが全部大ハズレ造形だった……というよりは、ダメージは少ないわけで。

 良い物を選ぶのが難しくなってきた世の中、ある程度の割り切りは必要なのかもしれないと、深く思い知らされた今回の製品でした。

 今回の「紅の忍 不知火舞」ですが、ボークス限定販売で2Pバージョン(青色)も存在しています。
 こちらは、特典として書店では購入できないビジュアルブックが付属し、そちらも2Pカラーリングになっているそうです。
 2009年5月23日から開催されているボークス主催イベント「ホビーラウンド」の会場や、ボークス各SR(店舗)、通販隊、ウェブサイトなどで、8,000円で販売。
 なので、もし今回のレビューで良いなぁと思えた方は、是非お近くのボークスへお出かけを。
 送料がかからないから、実質1,500円高いですね……って、そりゃビジュアルブックの代金がプラスされてるからですな。

 せっかくなので、比較に使用した楠舞神夜をアップで撮影。
 顔パーツが差し替え可能になっていて、これは「照れ顔」バージョン。
 これが発売された当時、設定100センチを越える巨乳が全然再現されてない! と散々な云われ方だったのですが……

 そりゃとんだ濡れ衣って奴ですぜぇ。
 真正面から見ると判り辛いですが、斜め上や横から見ると、とんでもねぇ乳していることがよくわかります。

 こちらも、今回の舞同様発売直後は「劣化しすぎ」だの「酷い出来」だの云われまくりでしたが、実際はそんなことはなく手堅い出来です。
 もっとも、胸パーツのみ取り外し可能なのに乳首無塗装だったり、足の裏に台座固定用の凸ジョイントがあるため市販の台座だと飾れないとか、また(他のシリーズとのコラボレーションの都合)台座がバカみたいに巨大で左 右のみならず後方にまで大きく伸びているため、大変飾り辛いというデメリットも目立ちました。

 それでも、巨大な奇剣やら巨乳(脱がなくてもいい)が好きな人なら、充分楽しめるものでした。
 とにかくテレ顔と乳のアンバランスさがエロいというだけで、筆者的には買ってOKなシロモノでしたとさ。

 この次のレビュー予定ですが、なんか琴音とかいう教室の半脱ぎとか、ピピルマピピルマなんとかいう金髪の娘が届くことになってますんで、気に入ったら取り扱ってみたいと思います。
 期待しないでお待ちください。

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