SECRET 第37回 ■ マックスファクトリー ZOIDジェネシス「コトナ・エレガンス」
2006年12月17日 更新
今回は、マックスファクトリーから発売された「ZOIDジェネシス」のヒロイン、コトナ・エレガンス。
イラストの構図を元にした立体化で、水着姿。
12月に水着モデルというのも、また風情があって良いではないですか(ぇ)。
ちなみに筆者は昔からZOID嫌い(というか電動玩具のみのシリーズ展開物に興味皆無)なので、アニメも見てなかったりします。
単に造形が気に入ったから買ってしまっただけなんですが…ご勘弁あれ。
さて、ZOIDファンにいきなりケンカ売るような書き出しをしてしまいましたが(他意はないのよ)、とにかくコトナ嬢。
発売は2006年11月29日……となっていましたが、実際は一週間ほどずれこんで12月7日頃になりました。
でも、最初にアナウンスされた時は、確か10月だったような…。
まあ、マックスファクトリーの製品の発売日がずれ込むのは、いつもの事ですからね。
ただ、今回は土壇場で一週間さらにずれるという奇妙な現象を起こしています。
噂によると、なにやら納品時にトラブルがあったらしく、それが影響したらしいとか。
さしあたって、船便で何か運搬事故でもあったのですかね?
定価は5,500円(税込)。
原型は智恵理氏。
つか、だから買ったようなものなんですが<智恵理ファンなので。
本体サイズは本体約23.5センチ(台座含む)、台座直径約11.5センチ、浮き輪最大幅約9.5センチ。
ちょっとアップで。
適度なサイズのバストや張りのある腰つきと、実にバランスの取れた造形でいい雰囲気です。
顔はあまりアニメのに似てませんけど、個人的にはこっちのコロコロした顔の方が好きかな。
さらに上体アップで。
水着もハイレグではなくてローレグという所が実にポイント高い。
近年、ローレグ水着って見直されてきてますよね。
ある意味、ハイレグよりエロいという噂も……フェチ御用達か?!
背中に回した浮き輪は、一見本物のビニール製に見えますが実際は透明ABS製。
背中にダボ穴があって、がっちり固定されているので取り外す事はできません。
それにしても、水着はともかくなぜガーター&オーバーニー型ブーツ…?
元絵の時点でもこうだったので別に文句はないんですけど、とても泳ぐための格好には見えない。
以下は、いつもの旋回撮影。
やっぱり智恵理氏のフィギュアのボディバランスは、個人的にツボにハマるなあ。
ちょっとお腹がまっ平らすぎて寂しいけど。
下腹部がぽこりと膨らんでいるのが、女性の身体の美の特徴のひとつなんですよ(出っ腹ってわけじゃないよ)。
ちなみに、右脇側に湯口と思われるくぼみがあるのですが、どうやらこれは仕様のようです。
ちょっと目立つ部分なのでなんとかしてほしい気はしますが…
胸周り。
噂だと、元々は下着姿にするつもりだったのにクレームが付いて水着になったとか?
なんとなく納得出来てしまいそうな造りではありますな。
問答無用でエロすぎる腰。
最近、脚線美に拘ったと言いつつも腰の張りが全然ないために、せっかくの美脚が台無しになってしまっている悲しい完成品も多々見られます。
絵描きだとわかるんですけど、腰のバランスを巧く取らないと絶対スタイル良く見せられないんですよね。
ただ細いだけで足が綺麗でも、それは単なる部分的な良さに過ぎず。
大元がしっかりせにゃダメなわけっスよ。
…何熱く語ってんだ、俺?!
感動物の、腰のくびれからのライン。
水着で圧迫されて肉がむちっとしている所が、良くわかっているというかなんつーかアレですよね。
ちょいとローアングルから見てみたり。
なるほど、どこぞで言われていた「二重顎っぽく見える」という意味がよくわかる…。
でも、これはしょうがないしなあ。
俯瞰。
ローレグとオーバーニーって、意外に合うのねん。
飾る高さによって、胸か腰か注目点が大きく変わるフィギュア。
別な言い方をすると「目のやり場に困る」って奴っスかね?
両腕を後ろに回しているために胸を張った形になり、余計バストが際立って見える?捲=?臉A?????というのが狙い目ですか。
最近、何かというとキャストオフの有無が問われていますが、そんなものなくっても充分ミリキあるものになるという好例ですな。
というか、そもそも水着自体結構飽きられてる(モノによっては手抜きとまで称される事もある)にも関わらず、これだけ見事にまとめ上げているのは大したものだと思います。
余計な詮索をせず、純粋に見た目だけで良し悪しを測れる、ありがたい商品だと思います。
パッケージ。
サイズは縦29センチ×横約14.5センチ×奥行約14.5センチ。
清涼感のある色合いが特徴…って、なんか前の「鴇羽舞衣」の時を思い出すなや。
【買ってみて一言】
見たまんまの良さなんですが、逆に、これほど直球勝負のフィギュアも久しぶりのような。
そんな感覚を味わわされました。
極端に大きな胸で魅せるわけでもなく、露出の多さやキャストオフで魅せるでなく。
ありふれた水着というスタイルなのに、独特の肉感とちょっとアンバランスなコスチュームのフェチ度で引っ張るという、実に判りやすい造りの良品です。
残念ながら、同時期に発表された他の完成品フィギュアの話題に流された感がありますが、純粋に良いと思えるものなので、気に入ったなら手を出す勝ちは充分にあると思います。
しかも、それについて色々難しく考える必要がないというのが嬉しい。
ただし、買う場合は以下の点にご注意を。
個体差によって、肌部分に染みのような色が付いてしまっていたりするケースがあるようです。
なるべくパッケージの状態で丁寧に確認した方がいいかもしれません(パッケージ状態でわからない部分に問題があったら、素直に交換申請した方がいいかも)。
あと、筆者は気に入っている顔ですが、実はかなり好き嫌い分かれているようです。
特に原典を知るファンには「コト姉はこんなロリ顔じゃない」とか「顔が丸すぎる」とか「ちょっと寄り目すぎね?」とか「見る角度によっては二重顎っぽく見える」とか、色々言われていますので。
この辺は、現物を見てどれだけ納得が行くかにかかっていると思います。
もちろん、顔より身体がすべてという素敵な価値感の人には、そんなのまったく関係ないですけどね。
顔自体、似てる似てないを別にすれば、立体物としては充分及第点以上だと思いますし。
この商品、発売前はほとんど話題に上りませんでしたが、実際発売されたらかなり好評でした。
その点からも、出来そのものの良さはかなり保証されていると言えるのではないでしょうか。