SECRET第13回 ■ コトブキヤ To Heart「来栖川綾香」

2005年6月5日 更新

 ここでは、タイトル画像に利用したフィギュアをご紹介。
 2005年4月発売の、「ToHeart」の元・隠しヒロイン「来栖川綾香」。
 WINDOWS95版では登場しつつも独自シナリオはなく(しかしエロシーンが隠蔽されていたのは有名な話)、プレイステーション版にてようやく独立シナリオを得たという、出世型。
 この商品は、第6回の時に紹介した保科智子と同じシリーズです。

 なお、この商品は松原葵(私服Ver)と同時発売。
 この翌月にはセリオとマルチというメカロボットコンビが発売されたのですが、そのうちセリオの方は筆者の手違いで入手ならず、現在第二次生産分到着待機中。
 というわけで、いずれ別な機会にご紹介します。

 格闘娘・来栖川綾香
 こうして見ると、とても格闘技やっているようには見えないんだけど、ゲーム中では格闘技最強を誇るファイターで、同じ道を目指す松原葵のあこがれの対象だったり。
 で、この娘はどういう性質なのかというと……ここ読んで
 お嬢様である事を鼻にかけない性格はいいんだけど、その分自分の才能の豊かさをひけらかしまくる天然イヤミ娘だったり。

 まあそれはそれとして、いつものようにぐるりと旋回撮影。
 赤系のレギュラー制服に対して、緑系という変わった配色の制服。
 当然、セリオもこれと同じ制服なんだけど…写真ないもんなあ。

 すらりとした体型は、それはそれで素晴らしい。
 個人的には、もうちょっと肉付きが良いといいんだけど、原作準拠だと、どうしてもこんな風になっちゃうよね、と。

 実は、ゲーム中でもかなり上位に食い込むナイスバディの持ち主、ということになっているんだけど…全般的に細身のキャラが多いTo Heartの中での話であって、他作品のヒロインと比較するのはナンセンス!
 でも、これはこれで大変よく出来てます。
 あんまりにもバランスがいいものだから、嫌いなキャラなのについつい買っちゃったくらい。

 顔のアップ。
 筆者は、コトブキヤのTo Heartシリーズはまだ二体しか持っていないのですが、これは智子とは比較にならないくらい、原作の雰囲気を再現していますね。
 もっとも、本来の綾香の髪型は、芹香同様もっとペッタリしているんだけど。
 このフィギュアは、そこをうまくボリュームアップさせつつ、かつ違和感のないよう上手にまとめているわけですね。

 ほいでもって、ほとんど義務感だけでやってるような、お約束。
 なんか今回に限っては、わざわざローアングルから撮らなくても、普通に見えちゃうからあんまりありがたみ?がなかったりして。
 まあ本人自身、ゲーム中では見えても全然気にしない人だったからなあ。

 最後に、タイトルに使用した元画像を。
 躍動的な雰囲気を持つ綾香は、大変な人気キャラだったんですが、To Heartの本ブームが過ぎ去ってかなり経つ現在に至ってもなお、その人気は衰えていなかった事を思い知らされました。
 同時発売した葵は残りまくってたのに、こちらはあっさり完売。
 コトブキヤのTo Heartシリーズは、なぜか片方がバカ売れしてもう片方が全然売れないというパターンを繰り返していたのですが、この綾香は「当たりパターン」だったわけですね。

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【買ってみて一言】

 以前紹介した「保科智子・私服Ver」から、現在まで続いているコトブキヤ完成品シリーズ。
 相変わらず、どれも素晴らしい出来です。
 その出来の良さに見惚れて思わず買ってしまったほど。
 あまり売れていない方のラインナップも含めて、いずれも完成度が高いというのはすごい事です。
 一部、マルチのみ顔の造形にケチがついたようですが…

 この来栖川綾香、見た目の印象ほどエロティックさはないのですが、とにかく健康的な魅力に溢れています。
 智子の時は、どことなくしっとりした色気みたいなものがありましたが、今回はむしろカラッとしてるかも。
 そういう明朗な雰囲気のフィギュアが好きな人には、ダントツでオススメですね。

 ですが、この綾香…PVC製フィギュアの宿命には逆らえないようで、自重による前屈化つまり「勝手にバランスを崩して倒れてしまう」現象が発生しやすいようです。

 見ての通り、綾香の脚は細いですから、自重による湾曲に絶えきれないわけですね。
 だから、長期間飾るのはちょっとヤバイかもしれません。
 筆者は、いつものごとく撮影終わったらすぐにしまってしまうので問題ありませんでしたが…皆さん気を付けてね。
 いくら台座があってもダメみたいだから。

 最後に、製品データを。
 本体はPVC製で、1/8サイズ。
 台座を含む高さは約20センチ前後、台座の直径は9.5センチ。
 パッケージサイズは、26×13×10.5センチといったところ。
 原型師は、前田智樹。
 価格は、税込で3,654円
 もちろん、コトブキヤ恒例のパターンで、元々は99年の夏頃(だったかな)に発売されたガレージキット商品です。

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