SECRET第11回 ■ コトブキヤ こみっくパーティー「高瀬瑞希 水着Ver.2」

2005年4月28日 更新

 ここでは、タイトル画像に利用したフィギュアをご紹介。
 今回もまた古いものになりますが、これは2004年1月発売のこみっくパーティ「高瀬瑞希 水着Ver.2」
 ただし、これは元々ガレージキット製品でして、原型は2002年10月に発売されています。
 今回紹介するものは、いわゆる「完成品」ってな奴です。
 まあ、コトブキヤの完成品はだいたいほとんどがこのパターンなんですが。
 これは結構な人気アイテムとなり、発売一年以上経つ現在でも、プレ値バリバリで取引されています。
 途中、一度再販かかったにも関わらず、です。

 生憎私、こみパはアンチ気味だったせいでまったくプレイしておりません。
 なので、この格好も出典がよくわからず…
 と思っていたら、え、コミックスの巻末イラスト?

 いつも同様、ここからはぐるりと周囲を回転撮影。
 これもまた、ごく自然に身体の一部に目が向きますが、もう気にしないでまいりましょう。

 

 左腕の分割線が、イタイ…
 でも、大きく目立つのはここだけの様子。

 肌の露出と、大きなバストに目が行きがちですが、実はこの腰のくびれからヒップにかけてのラインの再現も秀逸。
 そこら中にハッタリ(良く魅せるためにわざと行うウソ)が利いてます。
 絶対こんなになりっこない、紐の結び目がいい味出してます。

 同社製品「Piaキャロ3」の木ノ下貴子チャイナVer.の時もそうでしたが、この豪快な尻尾?!のハッタリ感がいい味出してます。
 おかげで、箱の中ではかなりのスペースを占有しちゃうのですが、そんな細かいことを気にしちゃあいけません。

 ここで、本商品最大の売りをクローズアップ。
 あまり良く覚えてませんが、瑞希ってば、こんなに胸デカかったっけ?
 というか、このフィギュアだけ極端にデカいような…

 いや、そこがいいんですが。

 正面から顔をアップで。

 で、本商品唯一の大きな悩み所が、この黄色い矢印部分。
 …そう、成形の都合で、ブラ紐とバストの谷間にできる三角形部分がヌキになっていないのです。
 できればここはなんとかして欲しかった…とお思いの方も多いと思われますが、そう思ったら、ここはデザインナイフなどでクリッと切り抜いてみてはいかがでしょう?
 実は、そうする事で突如としてエロ度が上昇する事を、筆者は知っている。
 そして同時に、製品の耐久性が大幅に低下してしまう事も…

 下の方から覗き込むと、こんな感じです。
 今回のお約束…のアングルの筈なんだけど、なぜかこれでもバストの方が目立ってしまうというとんでもなさ。
 ううむ、さすがは一部で「乳神様」と崇められただけの事はある!

 たまたま手近にあったカードデッキとサイズ比較。
 カードデッキの縦幅が、大人の手のひら部分とだいたい同じくらいなので、全体の大きさの見当が付けやすいのではないかと思います。

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【買ってみて一言】

 これは、先の通りコレを書いている一年以上前に、すでに発売されていたアイテムでして、筆者も二回ほど店頭売りを発見、手に取った事があったのですが、当時はフィギュアを買ったりはしてなかったので、スルーしていました。
 また、PVC製フィギュアの独特の質感に不満があり、今一つ納得できなかったという部分もあります。
 しかし、人間というのはワガママなもので、いざ見かけなくなると「やっぱり買っといた方がよかったかな?」という疑問が芽生えてくるわけで…
 結局、筆者が一番安く見つけた価格帯よりも、プラス2000円くらい(当然プレ値)で買うハメになりました。
 今となっては全然後悔してませんし、この商品もとっくに押入の肥やしなんですが、あらためて「その気になった時に買わないとダメ」だという事を思い知らされました。

 さて、この高瀬瑞希。
 その名の通り、水着フィギュアとしては同社二体目のバリエーションで、当然Ver.1もあるのですが、それは特に目立った特徴のない無難な完成度のもので、今でもそんなに苦労せず入手する事が可能っぽいです。
 Ver.1 の出来が本商品に劣っていたため、売れ残っているという訳ではないようです。
 とにかく、このVer.2は「瑞希の胸を強調しまくる」というありがちかつ大胆なデフォルメを強行する事で、購入者の注目を集めたという、実に見事な欲望の刺激…もとい、手法を用いたわけです。
 筆者もこれを初めて見た時は、びっくりしたものです。

 ただし問題点もありまして、今となってはもう古さの象徴でしかないコテ線(頬の部分にかかる斜線の束)が、このご時世に堂々と用いられているのは、どうかと思うわけです。
 実際、これが気に入らないとわざわざペイントを落としてしまった人も居るほど。
 確かに、これは特になくったっていいはずのものなんですよね。
 ピンクのボカシなどにすると、なんだか個体差が大きくなってしまいそうで怖いのですが、こんなもので「なんとなく照れた顔」を再現したかったのであれば、もうちょっと別なアプローチで考えていただきたかったもの。
 そんな気がしてなりません。

 原型はYOSHI氏、定価は5,040円(税込)。

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