SECRET 第●回 ■ コトブキヤ To Heart「保科智子・私服版」

2005年2月27日 更新

 ここでは、タイトル画像に利用したフィギュアをご紹介。
 2005年2月中旬に発売された、もはや懐かしい「ToHeart」のメインヒロイン(えっ)保科智子。
 ええ、ご想像の通り、このサイトのスタッフにとっては、紛れもないベストヒロインでありましたから。

 なお、この商品は神岸あかりと同時発売。
 コトブキヤは、今後も二体ずつ「To Heart」ヒロインのフィギュアを発売していく模様。

 プレイステーション版で初登場した、委員長こと保科智子の私服姿。
 アニメ版は見てないので、この姿で登場したかどーかは知りません。
 プレステ版「To Heart」発売直前、この姿を見てみんなで驚いたのも、もう今から6年以上も前の話…

 いつものように、正面からぐるりと旋回。
 今更言うまでもありませんが、普段「オシャレとはまったく無縁そう」な委員長がこんな姿で登場するという、良い意味での違和感が、最大の売りでしょう。
 このフィギュアは、そんなポイントをかなり忠実に再現しています。

 しかし、この格好が、実は別居状態の父親と逢うためのものだったというのは、今や忘れられかけている設定だったり。

 後ろ姿から、左側に回り込んで。
 個人的には、ちょっと脚が細すぎなのが気になるんですが、これは「To Heart」キャラクターの特徴だから、文句言うのは筋違いですな。
 でも、もちっとむちっとしていた方が…まぁ、多くは望むまい。
 実は、さりげに巨乳であるというシークレット設定を持つ、委員長の特徴を良く捉えています。
 しかし、大変健康的なお色気で、素晴らしいですな。

 はい、毎度のお約束☆
 こういう写真が嫌いな人には、ごめんなさいね。
 でもまぁ、これも一応「お色気」が売りのフィギュアである訳ですし。
 (正確には、そちらに価値観を見出されたというべきか…)

 これ以前に「保科智子・私服版」を立体化していた、ユージンSR「To Heart PART-4」を引っ張り出して比較してみました。
 さすがに、かなりの違い。
 そりゃまあ、時代も商品のグレードも全然違うんだから当たり前なんだけど。
 でも、以前はこのガシャポンが、私服智子の理想型だったんだよなあ(遠い目)。
 なお、このガシャ智子、パーツが硬化し始めていて、組むのにものすごく苦労させられちまいました☆<この辺の事情については、いずれコラム書きたいな。

 最後に、タイトルに使用した上半身画像を。
 実際に画面に出てきたものに比べて、顔の印象がかなり違います。
 この辺は、結構好き嫌いが分かれそうな雰囲気かと。
 パッケージに入っている状態で見ると、よろしくない感じですが、実際に取り出して飾ってみると、違和感はかなり薄まると思います。
 個人的には、あの独特の絵柄をよく立体再現したものだと感心してます。

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【買ってみて一言】

 2004年になって、なぜか突然アニメ新作として復活した「To Heart」。
 恐らく、12月に発売になった「To Heart2」とのコラボの意味もあったのでしょうが、ともあれ、それによって再び旧作の関連商品が出始めたのは、嬉しい誤算でした。
 旧作にズブハマりした筆者にとって、今の技術で作られる完成品フィギュアの存在は、大変魅力的です。
 さすがに全ヒロイン揃える気はないですが、ひとまず、コトブキヤのシリーズ第一弾としてコレを押さえた次第。

 実は、これが発売された当時、同時発売だった「神岸あかり」はどこに行っても余りまくっていたのに、保科智子だけどこも売り切れという面白い現象が起こっていました。
 まあ、売り切れ続出と行っても、たまたま筆者が出向いた所が一時的にそうだっただけで、決してマックスファクトリーの霞フィギュアみたいな状態ではなかったのですが。
 ただ、その売れ行きから、あかりよりも圧倒的に注目されていた事は間違いないようです。
 そりゃまあ…ただの制服姿のあかりよりは、こちらの方がいい感じだもんなあ(決してあかりの出来が悪いわけじゃないんだけど)。

 ただ、ここでベタ褒めしている智子も、決して万人が満足する物ではない様子。
 先に書いた通り、顔の雰囲気が独特なものになっていて、原作の絵と比較すると違和感がありますし、元々の原画が「主人公とばったり出会って驚いている(または、少し照れている)」という表情だったため、今回のような“すました雰囲気”とは違うわけです。
  まあ、こういう表情があってもいいんじゃないかと思うので、筆者は特に問題と感じていませんが、人によっては気になる所でしょう。
 それとは別に、肌の色合いがやや濃いめで、あまり透明感を感じさせないというのも、引っかかるポイントになるかもしれません。
 今回は、この濃い肌色のおかげで画像調整にえらく苦労させられてしまいました。
 その他、ペンダントの紐の彩色が粗くなっているようで、はみ出しがかなり見られました。
 細部への彩色状態に妥協したくないという細かい方は、店頭で直接物を見て、良い物を選んだ方がいいかもしれません。
 もっとも、パッケージの状態だとあまり良くわからないかもしれないけど。

 とりあえず、今回の商品については「キャラクターに思い入れがあるなら充分買い、そうでないなら、現物を直接見てじっくり判断」という感じです。

 最後に、製品データを。
 本体はPVC製で、1/8サイズ。
 台座を含む高さは約21センチ弱、台座の直径は9.5センチ。
 パッケージサイズは、26×13×10.5センチといったところ。
 原型師は、白髭創。
 価格は、税込で3,654円

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