SECRET 第2回 ■ ユージンSR「ヴァンパイアセイヴァー・ベストコレクション」

2005年1月30日 更新

 このページは、玩具というよりはギャル系フィギュアを主体に扱う、番外編的なものです。
 コンテンツタイトル画像に利用したフィギュアや、その関連物をご紹介。
 というわけで、今回はこれです!

 ユージン・SR「ヴァンパイアセイヴァー・ベストコレクション」。
 2004年12月28日発売でしたが、えらく急に発売決定したようで、わずか2ヶ月ほど前にやっと雑誌上で告知されるという有様でした(普通は最低でも4〜5ヶ月以上前)。
 そのため、ひょっとしたら、発売自体気づかなかった人もいるかも?!
 内容は、「SRヴァンパイアセイヴァーシリーズ」のPART-1から3までの中から、各2種計6種類をセレクトして再販したもの。
 え、写真は12種類あるじゃないかって?!
あなた、これ出したの、ユージンですよ?

 PART-1より、「フェリシア」。
 対戦時、筆者がもっともニガテとするキャラ。
 技術革新により、今となっては見られたものじゃないPART-1の中でも、比較的良い造形のものが選ばれたと思います。
 右がノーマルで、左がシークレットカラー(以下写真すべて同様)。
 顔の塗りが変更されていて、前より引き締まっていい感じ。
 ただし、露出の多さに反比例してなぜかお色気はまったく感じられず…

 同じく、PART-1からセレクトされた「Q-BEE」。
 誰か、こいつのデルタエーを滞空中にDイリュージョンで捕まえる方法を教えてください。
 見た目はこんなですが、頭の中は捕食と繁殖の事しか考えていない本物の昆虫というキャラ。
 本当は全部黒目の筈なのに、こちらは白目と異常に小さい瞳というペイントになっていて、ものすごく不気味悪い。
 きちんと尻尾の針があり、台座の穴の中に収まっている。
 なぜか、パーツの合わせがものすごく悪い。

 発売当時、ほとんど華がなくて見事にスルーされまくっていたPART-2。
 その中から、妙にプレイバリュー溢れる「バレッタ」がセレクト。
 二種類の顔と右腕、頭巾がセレクト可能。
 さらに、右手に持たせられるナイフとマイクが付属。
 「なぜマイク?!」と思った貴方は、バレッタの勝ちポーズを見れば納得できます。
 「ドッドッドドド、ドッカ〜ン。」

 PART-2では、消去法の結果一番人気があった「リリス」。
 これは超必殺技「グルーミー・パペットショー」の施行中に変身した姿で、本当にこういうアイテムを持って画面に出てくる。
 ノーマルが持っているのは、技発動中の追加入力の結果によって発生する「発火」の判定ボード。
 シークレットが持っているのは、追加入力に失敗して相手にダメージが行かなかった場合の判定ボード。
 これも、Q-BEE同様ものすごくパーツの合わせが悪く、実はこの写真も熱湯でパーツを緩めて、やっと接続できたというもの(それでもまだ大きなズレがあって、後ろ姿なんか見られたものじゃない)。

 傑作揃いのPART-3からは、「ザベル・ミッドナイトブリスタイプ」。
 あれ〜、以前は「〜プレジャー」じゃなかったっけ☆

 元々は、薄目開けのタバコくわえというだらしない表情だったが、今回はPART-3時アソート1/50で混入していた、シークレット版の顔。
 ノーマルの方は、PART-3.5のシークレット版とほぼ同じ。
 シークレットは、衣装の色が黒に変更されている。
 パンツとその上のベルトが、きちんと塗り分けられているのが感激。
 立たせる時のパランスが最悪なのは、まったく変わらず…

 恐らく、今回最大の注目株だったであろう「モリガン・ボンテージバージョン」。
 PART-3からのセレクトで、部分的な色替えがあるようだが、一番違うのはヒップの上。
 PART-4からこのシリーズを集めた人にとっては、ボンテージリリスと組み合わせる必要があるため、かなり需要があったことだろう。
 このシークレットは、PART-3当時1/50という極悪アソートだったが、今回このシリーズで手軽に入手できるようになったため、大変ありがたいものがある。
 (シークレット右足の底上げ台がないのは、ご愛敬。実物はちゃんとあるからね)

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【買ってみて一言】

 盛大な人気を誇ったPART-4の興奮がようやく冷め始めた頃に、突如発表されたこのシリーズは、やはりというかなんというか、ファンからはかなり警戒されていたようだ。
 当初は、内訳すら発表されていなかったし。
 絶対に混入しているだろうシークレットと、そのアソートに対する不安は特に強く、セレクトされた内訳などによっては、購入する必要すらないかもしれないのだから。
 特に、Vセイヴァーシリーズのシクレ混入率はえげつないものばかりだったので、今回もそうなるだろうと高をくくられていたのだ。

 ところが、実際に発売されたものは、各種・各バージョン共にほぼ均等アソート(リリスだけやや多い)。
 部分的な不満はあれど、比較的無難な完成度で安心させられた。
 難点があるとしたら、発売が急すぎたため、プライズ専門店の対応がいつものように機能せず、予約が取れなかったり品物そのものが回ってこなかったりという問題が多発した事くらいだろうか。

 これの直前に発売された、同ユージンSR「ナムコリアルフィギュアコレクションPART-5」が、想像を絶するほど酷い出来(コスト削減の傷痕が手に取るようにわかる、とんでもない造りと塗り)だったため、このシリーズも似たような結果になるんじゃないかと思われたが、幸いそうはならなかったようだ。
 結局、これはヴァンパイアセイヴァーシリーズを集めていた人にとっては、ちょっと嬉しいボーナスアイテムとなった。
 …あまりに素直すぎる展開と内容に、いまだ不安を隠せない人もいるが(ここに一人)。

 という訳で、今回は袋買いは出来なかったけれど、フルセット1つ集めて終了!

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