黄金聖衣の白銀聖衣化

 なんの事はない、メッキが剥がれてサビてしまっただけの事。

 以前にも某所で扱ったが、「聖闘士聖衣大系」はその圧倒的な人気を得る代償として、“非常にデリケートな扱いを強要する”商品となってしまった。
 基本構成の亜鉛合金と決定的に相性の良くないメッキ加工を施されていたため、ちょっとでも皮脂が付くと、そこから病巣が広がるかのごとき勢いでサビが発生してしまう。
 結果、それなりに遊んだ後の聖衣シリーズは、もう見るも無惨な状態となってしまうのだ。

 もちろんこれは「黄金聖衣」のみならず「新生青銅聖衣」「海闘士」でも発生し、他商品シリーズでも「ゴールドバロン(アニメ版レッドバロン)」「ゴッドライディーン(超者ライディーン)」等に同様の加工が施されている。
 当時、この劣化を防ぐためにクリア塗料をスプレーやエアブラシで吹き付けて加工する方法がピックアップされたが、さらに悲惨な結果を招くケースが多発したらしい(塗料の吹きすぎ等)。
 現在、いずれも高いプレミア値に至っている「聖衣シリーズ」も、取引の際はこの“サビの有無”がもっとも重要視されている事は言うまでもない。

 なお、最近販売されたものはそんなに極端な劣化をしないらしいという話を聞いてはいるが、やはり「(錆付きが)完全に途絶えた訳ではない」という事なので、油断は出来ないだろう。

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