とらいあんぐるハート〜ラブラブおもちゃ箱〜
日本全国二十億三千万人の男子を萌え萌えにしてしまった危険なソフト「とらいあんぐるハート2」のアクセサリー集!
デスクトップアクセサリーのみでなく、ミニゲーム、さらにおまけシナリオまで入っているぞ。
おまけシナリオには、なんと新キャラまでいるという丁寧さだ!
1.メーカー名:JANIS/有限会社アイボリー
2.ジャンル:アクセサリー集
3.ストーリー完成度:おまけシナリオにしてはボリュームあるけど、総合ではCかな。
4.H度:E
5.オススメ度:「とらハ」シリーズをやっていなきゃ意味皆無。やった人でもCくらい。おまけシナリオのためだけに購入するにはリスクが…
6.攻略難易度:
7.その他:「1」と「2」のキャラクター総登場…といえば聞こえはいいが、時々忘れられる奴が…
(ストーリー/おまけシナリオ)
1.五月の雪:評価D
「とらいあんぐるハート2」の舞台から1年後…
CDデビューを果たし、今やイギリスの声楽学校と日本の大学を行ったり来たりという多忙の身になってしまった椎名ゆうひ(でも中身変わらず)と、新作の商品が出る事が決定した仁村真雪の二人を祝うため、さざなみ寮管理人・槙原耕介は住人の手助けを得ながら、宴会の準備を始めた。
同じ頃、護身道の大会で千堂瞳・鷹城唯子・井上ななかの三人はそれぞれでベスト1.2.3位を獲得。
相川真一郎は、野々村小鳥や御剣一角(いづみ)・莵弓華らと協力して、彼等の祝賀会を行う事にしていた。
しかし、耕介の所ではちょっとした嬉しいトラブルが発生していた。
寮の住人総出でも処理し切れない程の大量の野菜と魚介類・肉類が手に入ってしまったのだ。
また真一郎も、参加者が増えたため会場探しに難儀していた。
岡本みなみの申し出と仲介により、さざなみ寮を会場として、全員が集う事になった。
ここに春原七瀬や緋堂さくら、御架月も加わり、さながら大規模な宴会へと発展してしまう。
だが、ここに一人珍客が紛れ込む。
寮へ向かう道で真一郎達が介抱した、“雪”という名前の少女だ。
彼女は記憶を失っていると言い、寮の住人達に手厚い看護を受けていた。
あるていど元気を取り戻した彼女を宴に招き、盛り上がる一同だったが…
2.猫たちの午後:評価B
美緒の友達であり、ふもとの牛乳屋の飼い猫である“次郎”。
彼は、かつて美緒が木の上から救い出した子猫・小虎と一緒に、今日もさざなみ寮に遊びに来ていた。
真雪の部屋でトラブルを起こしてしまった美緒の巻き添えを食らい、逃げ込んだ薫の部屋。
そこにあった不思議な杖に、美緒の傷口から流れた血が垂れた時…!!
まずは、メインディッシュのおまけシナリオから触れてみよう。
『五月の雪』だが、これはもう“とらハキャラクター夢の共演”で、完全に各本編との関連がない話となっている。
わざわざ全員のキャラクター紹介まであるという丁寧さには頭が下がる(こいつは必見かも)。
いわばとらハ版『仮面ライダー世界を駆ける』であり、割り切って作られているためか、多少むちゃくちゃでも文句を言う気にならない痛快な展開が魅力だ。
本来こういうポーナス的なものに色々言うのはお門違いなのだが、ま、あえて触れてみましょ。
このシナリオは、基本的に「2」のシステムや画像を転用して構成されているものの、実は「1」「2」どのエンディングの時間軸とも噛み合っていない。
御架月のセリフや態度、薫との会話から、どうやらモチーフは「2」の十六夜シナリオエンディング後の流れとなっているらしいが、ゆうひがFOLXでバイトしていたり、リスティが愛の養子として引き取られていたり、かと思うとミニクーパーが健在だったり、結構いいかげんな状況になっている。
「1」側のキャラクター周辺事情はさらにトンデモなく、あれだけの関係者が集まっているにも関わらず大輔がいなかったり({2}のななかハッピーEDの流れ?)、さくらによって成仏させられた筈の七瀬が健在だったりする。
かと思うと、さくらのシナリオで起こった最後のトラブルは発生した事になっており、しかもそれには薫が関わっていた事にすらなっている。
七瀬が他のキャラクター達と顔見知りになっているのも凄いが、弓華といづみが戦った事になっているというのもさらに凄い。
もう、完全無軌道に至っている。ここまでめちゃくちゃにされると、かえって気持ちがいい。
そもそも、「1」と「2」のキャラ間には同時に登場する事に無理がある組み合わせが結構あるのだ。
この辺は割り切って楽しむのが大人のゆとりというものだろう。
細かい事はおいといて、ついでに真一郎や耕介にもきちんとグラフィックを用意して、七瀬も呼んで皆で楽しい宴を催すと。んで、それをプレイヤーも一緒に楽しもうという試みだ。
各キャラクターに対してそれなりに思い入れがある人しかやろうとしない本作だろうから、これはこれで十分楽しい。
「1」のキャラの声が一部大きく変わってしまっているのにちょっと泣けたが(特に、七瀬がロリっぽいしゃべり方になったのはツボ……ぢゃない、イメージが狂う)、それなりの時間が経っているのだろうから、キャラを覚えている訳はないか。いづみもかなり変わっていたが、唯子だけは相変わらずなのが笑えた。
本編中では描かれなかったものも含め、ヒロイン間の確執が描かれていたのも秀逸。
弓華といづみの事、七瀬と十六夜の付き合い(これは最高です♪)、七瀬が薫を嫌っている事や、七瀬と瞳は仲が悪い事、みなみはやっぱり真一郎に気持ちが向いている事など…こういうのは、掘り下げに貢献している要素なのだから素直に評価したい。
…え、七瀬がらみの話題が多過ぎるって? 仕方ないじゃん本当なんだから。
決して、筆者がやっぱり全員集まった中でも七瀬が一番好き♪と考えているためではないのだよ、決して…いや多分…
物語は、前半はキャラクター総登場ワイワイ編で統一され、後半には雰囲気一転ちょっとした(ホントは結構規模の大きな)イベントが発生する。
「雪」という謎の少女が関わってくる事で、なんだか付近の山に封印されているらしき魔物が復活するという事態に巻き込まれていくのだが…
えーと、もしもこのシナリオを「オマケだという事で適当な宴会イベントにしたんだけど、それだけだとちょっとつまらないのでこんなものを加えてみました」という趣旨で製作したというなら、評価は格段に落ちてしまうね。
先の作品間の整合性云々を完全無視したとしても、このシナリオはあまりに統制が取れていない。
「雪」の存在理由や行動目的が、なんだか取って付けたようなものでしかないのだ。
まず、彼女が記憶喪失という触れ込みで登場する事に意味が全くない。
必要以上に心配する寮の住人達をかろうじて納得させるための方便にしては奇妙である。
また、謎の生命体「氷那」はもっと不可思議だ。
あんなの、いてもいなくても全然変わらない…という事実が、とっても悲しい。
だって、都合3回プレイした私もデザイン以外ほとんどナニをしたのか覚えがないくらいだもの。
この二人の存在の無意味さは、このシナリオ内に布かれた設定全てを考慮したとしても問題としか感じられないのだ。
前半はドタバタのために彼女は存在そのものをほとんど忘れられ、思い出したかのように声をかけられるのみ。
後半になり、雪が降り始めた頃から存在が目立ってくるものの、なんか煮え切らなくてイライラするだけだ。
もうこれは、シナリオ内に居場所がほとんどないと言ってもいい。
あまりに多い登場人物の中では、こんな没個性の新キャラは存在をアピールできない。ちらりと前作までに登場した存在ならともかく、そうでなければどんなにあがいたって埋没するだけだ。
事実、本編中では彼女に対して疎外感すら感じてしまう程だ。
骸やら雪女やら約束やら剣やら…と、なんか最後に色々な要素が出てくるのも気になる。
つまり「雪」の場合、自身では存在感をアピールしきれないために「設定付加」という事でこれを補おうとしたのだろう。
そして、その振り撒いた設定を自身で消化すれば良かったのだが…これは寮内の戦闘民族(笑)のせいで、すべて裏目に出てしまう。
だって、バケモノが出てきたらもうあいつらの独壇場になっちゃう事は明白だものね!
結果、ナニをやっても目立つ事の出来ない「雪」は、唐突に真一郎とHを始める事で、有終の美を飾ろうとする。…って、おいおい。なぜそうなる?
なんべんやってみても、真一郎と「雪」の顛末が理解できないのだが?
これって、どう考えても「なんとなくムラムラ」以外の何物でもないだろうし、これまで2作品の各主人公が決して踏まなかった轍だ。
それを、こんな所で思いっきり踏んでどーすんでしょ?
また、とらハではよく出てくる唐突な視点移動が、今回は物凄い悪影響を及ぼしているのも見逃せない。
真一郎と耕介が、場面によって入れ替わるのはいいのだが、どちらも自身を「俺」と呼称する都合上、よくわからなくなってしまうのだ。
確かに、途中から「真一郎編」という表示が出るのだが、そうなると今度は魔物の主観まで混じり始めてもうめちゃくちゃだ。
そもそも、ホントは誰の物語にしたかったの?
はじめは耕介主観の物語にしようとして、途中から真一郎に変更した事がバレバレなんだけど。
なんか結局、誰の視点を中心に描かれた物語だったのかが全然わからなくなってしまうという、トンチキな印象しか残らないのだ。
せっかくのお祭りシナリオなのだから、うまく余韻を残して綺麗にまとめるべきの物語を、余計な付加によって台無しにしてしまった。
そして困った事に、これが本編内のキャラクター達にとっては感動的なエピソードとして捉えられている点だ。
出演者や関係者だけが感動している演出を冷めた視点で見つめるものほど、寒いモノはない。
まさしくその名の如く、無意味な冷気だけが残ったような感心できないシナリオだった。
ちなみにこのシナリオは、どの選択肢をえらんでも辿り付くエンディングは同一。
ただし、途中経過で主人公と会話するヒロインが変わったりするので、ちょこちょこセーブ・ロードを繰り返しつつ楽しむのが良いかもしれない。
『猫たちの午後』は、「五月の雪」終了後に選択出来るようになるもう一つのおまけシナリオ。
隠しにする必然性があまりないような気もするんだけど、実はこちらの方が完成度が高かったのには驚き。
薫が預かった謎のアイテムの効果で美緒は再び巨大化、そして次郎と小虎までもが人間化してしまうという、超絶トンデモストーリー!
しかし、視点をあえて次郎にする事でさざなみ寮の人間達を側面的な視点で描く事に成功しているのは、非常にポイント高いかも。
今回はリスティや知佳が面白く、彼女達のテレパス能力を応用して会話を成立させる等、派手ではないものの興味深い活躍を行っている。
途中から次郎自身のサイドストーリーをモノローグ調で説明する場面が出てくるが、「2」本編では全く知る事の出来なかった(当たり前か)次郎の性質…意外とニヒルで孤独屋という一面が見て取れて楽しい。
ある程度の矛盾(例えば、リスティよりも知佳の方が能力が高く制御も上手だった筈なのに、いつのまにかそれが逆転しているとか)は当然あるのだけど、これはこれで許容できるレベルのものなので、さしたる違和感は感じずにプレイできる。
人間化した猫達も、本来ならば新キャラクター的なものなので先の「雪」みたいな結果に繋がりかねないのだが、このシナリオは完全に猫達を中心に動いているため、ごちゃごちゃした印象にはならない。
キャラクター達はすべて猫達の世話をする存在として位置付けられているため、美緒以外のキャラは全員画一的な描写に甘んじ、決して過剰な存在アピールをしない。これが何よりの成功要素だ。
このシナリオも、実は別次元的な世界観の上に構築されている事がわかる。
美緒が巨大化する展開では、リスティは寮内に住む事はないから、それはすぐに理解できる。
まさか後半の次郎探索の時にまで「1」の連中が参入する事になるとは思わなかったが、これもまあ問題ないでしょう。
ここでも、ちらちらキャラ間の確執がうかがえて面白い。
なるほど、隠しにしておかないとここらの展開をストレートに受け入れる事が困難なのでは、と解釈したのね。納得。
次郎自身の想い…あくまで猫としての視点から人間世界を観察する表現はとても興味深く、これまでになかったイメージをかき立ててくれる。
本編とは完全遊離している事は百も承知なのだが、これにより、彼等全体の生活空間・環境の側面描写が成されて行く気がして、さらに深みが増していく。
猫の去勢や、野良生活での生死を分ける出来事、そして次郎が尊敬する小虎の父・黒影の存在など、セリフの使い方のうまさも合わせて、非常に良い味を出している。
Hシーンにも、それなりに意味があった事も評価したい。
リスティも言っているが、去勢された筈の次郎と小虎の間に子供が生まれたというのは、物語の最後を綺麗に彩るための“奇蹟”に他ならない。
こういうのは、観ていてなんとなくホッとしてしまう。
非常にうまくまとめ上げた名シナリオとして評して良いだろう。
問題点をあえて挙げるとしたなら、シナリオの内容や設定よりも根本的な「なぜにネコ?」という事なのかもしれない。
プレイヤーの大半は、プレイに入るまではヒロインの誰かの別シナリオだと思うのではないだろうか?
私としては、これはうまいだまし方・はぐらかし方だと思うのだが、万人がそう受けとめるかどうかとなると自信がない。
キャラ萌え要素が著しく高く、それらの日常描写だけで確実なポイントを稼げる本作には、まったくの新キャラクターの登場は予想を上回るリスクが存在する。「1」での弓華、「2」でのリスティの登場などでも、そういった部分が強く感じられる筈だ。
本シナリオはそれをかなりうまく交わしているようだが、それでもまだ他のキャラのインパクトに押されている感があった。
これ以上向上のさせようがない気もするのだが、おまけゆえに背負ってしまったどうしようもない欠点だ。
逆に、おまけシナリオのキャラに全部あっさり持って行かれてしまうようでは、それはそれで失敗なんだけどね。
まあ、これはふと思った事後の感想という事で。
「2」本編では結構評価が辛かったリスティの描写が、本シナリオ最大の見どころだと思う。
どうやら「2」での描かれ方の問題点を自覚したらしく、非常に自然な表現になっており好感が持てるようになった。
嗚呼、本編でこういうのを見たかったよ。マヂで。
おまけシナリオの総合的評価は、「やっぱりとらハの長所短所をそのまま継承」というもの。
バランスの悪さも健在。この先の進化に期待大といった所かな、やっぱ。
ミニゲーム1.ゆいこのにんじん:評価C
簡単そうに思えて、実はさりげに難しいパズルアクション。
さすが全面クリアとまではいかなかったが、なかなか面白いかも。ホントはこのジャンル苦手なんだけど。
大昔のゲームで「フラッピー」とかをプレイした人ならば、こういうのは楽しめるのかもしれない。
ただ、個人的には唯子以外のキャラも使いたかったぞ♪(←お忘れかもしれないが、唯子大嫌いの筆者)
個人的な評価はともかくとして、まあ「ミニゲームってったらこんなもんでしょ」という域を出ていないレベルではあるが、アイデアにちらちらと光るものがあるのは事実。
動きのクセや問題点をも取り込み、それを逆用しないとクリアできなくなっている面があるのはうまいね。
アージュの「アージュマニアックス」内にあるミニゲーム“マリーのおかたづけ”くらいの応用性と探求性をそそる要素があれば…って、それは贅沢かな?
ただ…修正バッチがないとまったくゲームが進まないというのは重大な問題(しかもアイボリーのオフィシャルサイトには修正ファイルがないときたもんだ!)。
また、ゲームを終了するとモード選択もすっ飛ばして完全にソフト全体が落ちてしまうのは減点対象。
パッドの場合、アクションボタンのすぐ隣にゲーム強制終了ボタンを配置するというのも困り物。
いいトコまで行ってて、間違えてボタンを押したためにスタートに戻されると、さすがにねー…
ミニゲーム2.カードゲーム「バトルとらいハート」:評価対象外
…すみません、カードバトルゲームはどうしても苦手で、ルールを把握できません。
あ゛あ゛…「プレジャー・サーキット」の時の嫌な思い出が…
その他:評価対象外
「設定資料集」…ナニが驚いたかって、突然インターネットブラウザが開いた事かな(笑)
知佳って、設定で見ると立派にオリジナルな顔をしているのに号泣…
「音声集」「壁紙」…これは、評価云々言うべきものじゃないね♪
ありがたく、七瀬の音声いただきました♪(^▽^)/
壁紙は、人気所キチンと押さえてていいんじゃないでしょうか。
あ、でも七瀬オンリー欲しかったかも(まだ言うか!)
…仕方ない、自分で描くか…
(総評)
全体を見つめ直して考えをまとめると、発売から現在までの時間を考えても、やはり小粒なアクセサリー集という印象から脱却できない。
やはりおまけシナリオにその存在のほとんどを頼る結果になっているのが口惜しいが、これよりも以前に発売されていた「うぃずゆートイボックス」等と比べてみても、本来こういうアクセサリー集として必要な要素をも満たし切れていない現実を知る事になる。
「うぃずゆートイボックス」の場合は、システムそのものはともかくとしてインターフェイスも見るだけで楽しいレイアウトになっており、各ミニゲームも、それなりに楽しめるものになっていた。そして、それらはちゃんと本編内容をも組み込んだものであったため、ファンの感情移入だって容易だった。
先で触れた「アージュマニアックス」は、アージュ各作品をクリアしていないとよくわからない人物関係があったものの、単体オムニバスとしても優秀であり、かつミニゲームである「まりーのおかたづけ」に至っては、これだけで単独オフィシャルページが出来てしまうほどの完成度を誇っており、いまだに極めの道を歩む者が大勢いるという近年珍しい現象を作り出した。
これらと単純に比較する事は無意味かもしれないのだが、これらを購入した人は、少なくともある程度は支払った代金に見合った充実感が得られるのだ。
それは、キャラ人気だけを重視した訳ではない、ゲームクリエイターとしての底意地みたいなものすらも見えてくる事があるのだ。
一方本作は、ウインドウズのシステムに依存しまくった環境、突き放したように始まるカードゲーム、ある程度やりこまないと良さが見えてこないニンジンゲーム…設定資料集の構成や壁紙などの内容物構成を見る限り、あまりにキャラクターの魅力に頼り過ぎなのだ。
明らかに、他のアクセサリー集などの構成や売り部分の解析、面白さを汲み取って研究するという行程をすっぽ抜いて製作したとしか感じられない。
シナリオは練り込んでいたみたいなのでそれなりだが、その分益々バランスが悪くなってしまっている。
これでは、せっかくのシナリオの良い部分が引き立たなくなってしまうのだが、そういった危機感はなかったのだろうか?
悪い言い方をあえてさせてもらえるなら、これは「どこかの同人ソフト並」と言われても反論できないのではないか。
技術的な問題点はともかくとしても、全体的にもっとバランスを考えた作りにするべきではないだろうか。
「どうせオマケなんだから、適当なゲーム作っときゃ誰も文句いわねーだろ」では困る。
実際、今回はメチャクチャ高くついたという印象しかないもん。
なんか今度は「とらハ3」のリリカルおもちゃ箱だって? 大丈夫かなー…。
今度は、おまけシナリオだけしか魅力ナシってのはやめてねー。ちゃんと期待してんだから。
(後藤夕貴)