本文の前にシュウ
BGM: copyright (c) Koji Kusanagi 1997-2001

 『アフター仮面ライダーアギト・黒炎の少年』は「激情!赤城山掲示板」の常連様・kayさんによる投稿です。
 kayさんは仮面ライダーアギトを始めとして、特撮に限らず、あらゆる分野の話題への参加・提供をしていただけました。
 その深い見識と斬新な発想、時折(度々?)織り交ぜる関西仕込みのギャグセンスで掲示板を盛り上げていただき(私はHNのあとの( )内に入る言葉が好きで、それが密かな楽しみになっています)、更に画像展示室のコーナーでは"未確認生命体対策班SAUL"ネタで、イラストも提供されています。

 さて、今回掲載する『アフター仮面ライダーアギト・黒炎の少年』とは、「仮面ライダーアギト」の放映終了後に『アギト外伝』&『後日談』として『週刊小沢』でスタートした小説形式の投稿です。

 世の中の巡り合わせとは、全くの偶然として始まり、後になってまるで、それは運命によってあらかじめ決められた物事であったと、人に感じさせるものである。
〜第5話より

 「全ては、こいつと出会った日から始まったんだ」
 凪は、あの日を思い出していた。〜第8話より

 「渋谷・高校生集団アギト化事件」でアギト化した少年『浦賀 凪
 アギトとなって暴走した『凪』を尾室隆弘率いる『未知人害生物対策特種班、G5ユニット』が捕獲する寸前、救出した『葦原 涼

 偶然に出会った二人を主軸に物語は進行します。

 そして、季節は夏から冬へと移り変わり…
 その間に渋谷の地で『アギト』の力を持つ少年達で『N・G』と呼ばれるグループが結成された。
 『N・G』との本格的な戦いへと、その歩みを進めて行く事となる『G5ユニット
 その『G5ユニット』の産みの親の帰還…
 「風のエル」、「地のエル」、「闇の力(人類の創造主)」との最終決戦に向かう過程で氷川と共に犯した命令違反。
 氷川に辞職の道を選択させない為、全ての責任を自らに負わせて警察官を辞するも、その際にアギト因子の持ち主の生命を排除しようとする動きの対応策としてG5システムを置き土産にした彼女だが…
 G5ユニットの司令官・尾室隆弘の要請で『辛い戦い』をするために「超法規的措置」で前線復帰…

 「アギトは人間が存在する限りなくならないのよ。ここで、アギトという能力と、うまくつき合う事ができなければ、未来には…二分化された人間の戦いしかないのよ!」
〜第3話より

 G5ユニットの指揮をとる『小沢澄子

 そのときに、二人が出会った事を運命と呼ぶのなら、間違いなくこの場にこの二人が対峙している事も運命と呼ぶべきであろう。
〜第9話より

「なんだよ先輩、そのカッコ。まるで化けモンじゃねぇか…」
 凪が、鋭い棘を身体のあちこちに有する涼の姿を見て、そう罵った。
「ああ…。おまえと…おんなじだ。だが、お前と違って、俺は中身は人間だがな」
〜第9話より

 『N・G』のリーダーであり、「ダークネス・フォーム」に進化した『凪』と最終決戦に挑む『涼』

氷川「あなたが…あの子の力を増やしてしているんだ…」
 目を見開く涼。
「なんだと…?」
「あなたも、あの子と同じだ…。力に逃げているんだっ」
「力…?」
「そんなのは、強さじゃないっ!」
〜第9話より

  憎悪の炎の化身と化した凪を「力」で潰そうとする涼を止める為、「G3-X type∞(タイプ・インフィニティ)」を装着する『氷川 誠
凪「こんな力…、他に何の役にたつって言うんだよ」

涼「氷川…。お前の言う通りだ。…こいつは、俺だ。俺の影だ…。俺達は孤独だ」
〜第9話より

 アギトの暗部を背負う『涼』と『凪』。

 それぞれの思いを胸に闘う『涼』『凪』『氷川』『澄子』

 『アフター仮面ライダーアギト・黒炎の少年』は個人闘争、集団闘争を通して『アギト』の暗部を深く掘り下げ、描写していきます。


 それでは未見の方、再見の方も『kay・ワールド』へ、イザ!!
『変身!!』
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