『仮面ライダーブレイド』 劇場版 MISSING ACE
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STORY:

 ブレイドが相川始:ジョーカーを封印したことで53枚のカードが揃い、剣崎達はカードとベルトを烏丸に返してそれぞれの道を歩き始めた。


 4年後、虎太郎はベストセラー作家になり、剣崎は清掃員として、睦月は大学生として生活し、橘は音信不通、栞は結婚目前、天音は始が行方不明になったことで非行に走っていた。

 天音の14歳の誕生日パーティーの準備のため、虎太郎が剣崎を訪ねたある日、2人は封印したはずのアンデッドに遭遇し、剣崎は襲われている人々を救うため、棒きれで戦うが、勝てるはずもなく危機に陥る。
 そんな剣崎を救ったのは、初めて見る3人のライダー:グレイブ(志村純一)、ラルク(三輪夏美)、ランス(禍木慎)だった。
 彼らのバックには橘がおり、その説明によれば、53枚のカードを永遠に封印しようとしていた烏丸と橘は白いジョーカー(アルビノ・ジョーカー)に襲われ、烏丸は死亡し、カードの約半数が封印を解かれてしまったという。
 その中には、ブレイドやレンゲルに変身するために必要なスペードとクラブのカテゴリーA(エース)も含まれていたため、剣崎達に協力を求めなかったというのだ。

 アルビノ・ジョーカーの狙いは、4枚のカテゴリーK(キング)のカードを揃えたときに生み出される新たなカードと思われ、橘は一刻も早くカテゴリーK4枚を揃えようとしていた。
 戦いの中、クラブのカテゴリーAが封印され、レンゲルが復活したが、レンゲル達“過去の遺物”に 先輩面されたくないと息巻く夏美や慎に苛立つ剣崎は、睦月、虎太郎と共に独自に活動することにする。
 やがて、レンゲルの手でスペードのカテゴリーAも封印されてブレイドが復活したが、これにより新世代ライダーとの確執は更に深まってしまった。
 そんな中、4枚目のカテゴリーK:クラブを単独で封印したランス:慎が何者かに殺され、Kのカードを奪われた。
 そして夏美は、もっと強くなるために純一が保管していた3枚のKを盗むが、彼女もまた何者かに殺された。

 実はアルビノ・ジョーカーの正体は純一であり、カードバトルの勝者に与えられる力が眠る石板の封印を解くため、4枚のKと、人柱となる天音を狙っていたのだ。

 アルビノ・ジョーカーが繰り出す怪人アルビローチの群れとの乱戦の中、剣崎の指示でジョーカー:始の封印が解かれ、カリスが復活する。
 だが、カリス=ジョーカーを倒して天音をさらったアルビノ・ジョーカーは、4枚のKが生み出すカードを使い、古の力14(フォーティーン)と融合してしまった。

 ライダー4人がかりでも敵わない力に対し、カリスはブレイドに最後の手段を教える。
 14復活の要であり、現在14に力を与え続けている石板には、天音が飲み込まれたカードがはめ込まれており、そこに天音の代わりの命を入れてやれば天音は解放される。
 そして、その際石板の破壊が可能で、それにより14は力の供給を絶たれるというのだ。

 天音の代わりに人柱になろうとする剣崎。
 だが、その瞬間、始が剣崎を押しのけて人柱になった。

 石板を破壊したブレイドは、回収したKのカードを使ってキングフォームになり、力を失った14を倒した。
 そして、気を失っている間、始に守られている夢を見ていた天音は、素直な心を取り戻したのだった。


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