一見何の意味もないあのセリフ
劇場版『PROJECT G4』のラストで
氷川君、G3-XとしてG4と戦っても勝ち目はないわ!
氷川誠として戦いなさい!!
という小沢のセリフがある。
『G3-XとしてG4と戦っても勝ち目はない』
これは分かる。
元々G4の方が装着員に負担を強いる分スペックが高いわけだから、正面からぶつかって勝てるはずがない。
では、『氷川誠として戦いなさい』とはどういうことだろう。
そう言ったからには、“氷川誠として”戦えば、勝機があるということのはずだ。
だが、G3-XはAIメインの戦闘を行っているわけではないから、今更AIを切って戦えという意味ではない。
そもそもAIを完全に切り離してしまえば、装甲強化服としての機能を果たさなくなってしまう。
つまり、氷川がラストでマスクを外したことは無意味どころか本来自殺行為だったと言える。
バッテリーは生きているし、スーツそのものを解除してはいないから“重いだけの鉄の塊”にはならないだろうが、戦闘能力は激減しているはずだ。
結果的に、水城の命が尽きる方が先だったから勝ったわけだが、あのまま戦闘が続いていれば、氷川の方が負けたはずだ。…水城が人を殺すことに躊躇しなかったならば。
だから、“氷川誠として戦う”ということには、何かほかの意味があるはずなのだ。
鷹羽は、劇場版のレビューの中でこのセリフの真意らしきモノには到達できなかったのだが、今回の検討で“装着員経験の長い氷川誠としての知識を使って裏をかけ”くらいの意味かもしれないと思い始めている。