仮面ライダークウガ研究室(第2回)
今回は、前回に引き続き
リント文字の読み方
グロンギ怪人の言葉
をやりたいと思います。
リントの古代文字について(その2)
今回は表意文字です。
古代文字は、大きく分けて名詞、動詞、助動詞の3種類があるようだ。
あとは、漢文よろしく適宜助詞を付けて読み下すわけだ。
本編を見る限り、かなり強引に読んでいる。
文章としての体裁から、意訳しているのだろう。
いい例が、青いクウガの説明で、桜子が当初「長き物でなぎはらう」と言っていた文字を、後日彼女自身がまとめる際「なぎ払う」という一言で済ませている。
公式ホームページに載っている、4タイプのクウガの説明文がそれだ。
まぁ、この辺は許せる範囲だろう。
←名詞の特徴は、線対称または点対称であること。
後は、形から大体の意味を探るしかない。
漢字の成り立ちを見ている気分になってくる。
→また、例えば「空」という字の下に「姿」の上半分のようなものを付けて、「天の使い」という名詞になるような作り方もしている。
←動詞は、人型の左手の下に何かが入っているという作りになっている。
何が入っているかで意味が変わるわけだが、どうも自動詞しかないようだ。
←助動詞は、人型の頭がなくなっているだけで、あまり変わらないのではなかろうか。
先日、ドラゴンロッド・ベガサスボウガン・タイタンソードのオモチャを見たのだが、それにも古代文字が書いてあったので、試しに読んでみた。
今のところ鷹羽が判る範囲で、だが。
それによると、それぞれ
「来たれ 水に潜みし龍の棒」
「来たれ 空を駆ける天馬の弓矢」
「来たれ 地の底より出し鎧武者の剣」
というような読みになるようだ。
この「潜みし」とか「出し」とかいう部分は、鷹羽の想像による読み方になる。
ちなみに、「来たれ …」というのは、ゴウラムの説明である「来たれ 甲虫の姿をかたどりし馬の鎧となる僕」と同じものだが、「姿をかたどりし」の部分は、クウガの「身につけ」と同じ文字を使っている。
つまり「甲虫」と「身につけ」で、「甲虫の姿を身につけた」=「甲虫の姿をかたどりし」となっているわけだ。
こういうところが意訳というわけ。
また、先日『コミックボンボン』でベルトの文字について訳が載ってしまったわけだが、あれが本当だったとして、相当意訳しているようだ。
というのは、同じ文字を番組開始時の「テレビを見るときは…」で使っているのに、その読み方ではどうやっても理解できないからだ。
更に、動詞を名詞扱いして読んでいる。
意訳する前の、いびつな日本語が知りたい。
と言っても、鷹羽の予想が全て当たっていれば、という前提なので、ちょっと苦しい…。
グロンギ怪人の言葉(その2)
さて、グロンギ語の法則について
あ行 → ガ行
か行 → バ行
さ行 → ガ行
た行 → ダ行
な行 → バ行
は行 → ザ行
ま行 → ラ行
や行 → ジャ行
ら行 → サ行
が行 → ガ行
ざ行 → ザ行
だ行 → ザ行
ば行 → ダ行
ぱ行 → ナ行
じゃ行→ ジャ行
わ → パ
を → ゾ
ん → ン
となる。
ただし、「〜は」という場合は「わ」扱い、「〜の」という場合は「ン」、「〜が」の場合は「グ」と変換する。
また、拗音はそのまま(数字のみ例外)使い、「ー」は前の音を、「っ」は後ろの音を、それぞれ重ねることになる。
例:「やったー!」 → 「ジャダダダ!」
「お前を殺してやる」 → 「ゴラゲゾ ボソギ デジャス」
という具合。
だから、彼らが言う「ゲゲル」というのは、「ゲーム」のことなのだ。
なお、数字は英語を利用していて、1人=ワン人という言い方になる。
ちなみに、彼らの数え方は9進法を使用しているらしく、EPISODE13でピラニア種怪人が言っていた「バギング バギング ドググ バギング ドググ ビンサバ」というのは「ナインがナインがトゥー(9×9×2)、ナインがトゥー(9×2)人だな」、つまり「162+18=180人」ということになる。
と言うのは簡単なのだが、何しろ濁音ばっかりで聞き取りにくい上、「ガ」1つとっても「あ」「さ」「が」と3つもあるので、長い文章を日本語に直すのはとても難しい。
例えば、同じピラニア種怪人の「ガラザリリ ドドドバ」というのは、「ドドドバ」が「ボートか」だろうという以上は判らない。
「バ」と「ガ」を聞き違う可能性だってあるから絞れないのだ。
日本語から直すのは簡単なんだが…。