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更新日:2004年2月1日 | ||
鷹羽は、小道具が大好きです。 トクサツやアニメで使われるような手持ち武器、変身アイテムなど、昔から好きでした。 変身ポーズにしても、変身アイテム持ってる方が気分出ますしね。 そういう意味では、昨今の仮面ライダーの変身ベルトは、ベルトのスイッチを入れるための動作が変身ポーズに含まれていたり、変身後も武器と連動しているアクションが多く、プレイバリューが無茶苦茶高いです。 まぁ、難点としては、ベルトが短いため、そのままはめられる大人が少ないことと、武器を揃えなきゃならない分、財布に優しくないということでしょうか。 さすがに世間の目を考えると、いい年して公園で変身ごっこというわけにはいきませんが、イベント会場や好事家の集まりなどで、普段の血の滲むような練習の成果を披露している方も多いのではないかと思います。 鷹羽も、王蛇のデッキを何回ベルトに放り込んだことか分かりません。 今回も、『仮面ライダー555』のカイザドライバー&カイザブレイガンやデルタドライバーを安く買いたかったのですが、正月の大安売りを狙っていたらクリスマス商戦で売り切れてしまい、見事に買い損ねてしまいました。 その後、デルタドライバーだけは買えたものの、クリスマス時期に見付けた物より高く、4,000円ほどしました。 いつ頃買うと一番安いかという見極めは、やはり難しいものです。 鷹羽の場合、ベルトの延長なしではめられるので、早速遊び倒しています。 でも、今回は運良く手に入りましたが、いつも上手くいくとは限りません。 今回はそんな、かつて鷹羽が買い損ねたなりきりアイテムのお話です。 スーパー戦隊シリーズにも、『鳥人戦隊ジェットマン』などブレスを武器等と連動させるシステムが組み込まれているものがありますが、その中でも『未来戦隊タイムレンジャー』のVコマンダー・ブイレックス・DVディフェンダーの組み合わせは、そういったパターンの中でもかなり面白い組み合わせだったように思います。 知らない人のために説明しておくと、これはタイムレンジャーに登場する第6の戦士:タイムファイヤーの変身ブレス・巨大ロボ・手持ち武器です。 タイムレンジャーは5人一組で行動するタイムパトロールのような存在で、時間犯罪者を圧縮冷凍、つまり小さく縮めた上で凍結させて捕らえる(殺さない)という戦い方をするのですが、等身大戦闘での圧縮冷凍は5人揃わないと使えないボルテックバズーカしか手段がありません。 そして、敵が巨大化すると、その都度未来世界の本部に応援要請して巨大メカを送ってもらうのです。 ところが、1人で活動するための特殊スーツであるタイムファイヤーは、1人で圧縮冷凍できる武器:DVディフェンダーを持っているほか、専用の恐竜型巨大ロボ:ブイレックスを現代に常駐させていて、いつでも呼び出して戦えるのです。 タイムファイヤーの変身は、変身ブレス:Vコマンダーに「タイムファイヤー!」と音声コードを入力するというものです。 また、Vレックスは、タイムファイヤーの「ボイス・フォーメーション! ブイレックスロボ!」の命令によって人型のブイレックスロボに変形し、やはり単独で敵を圧縮冷凍できます。 つまり、タイムファイヤーの周辺機器は、音声入力システムを採っているわけです。 これは、商品展開上でも巧く使われています。 上で、どうして“変身ブレス・巨大ロボ・手持ち武器”なんて書き方をしたかというと、バンダイのDXブイレックスにはVコマンダーが同梱されているからです。 Vコマンダーは、単体でも、スイッチを入れて「タイムファイヤー!」と叫ぶと変身音が鳴る変身ブレスですが、数個あるスイッチの1つを押しながら叫ぶことで、前進、停止、回転、パンチなど8種類のアクションが可能です。 白眉なのが電動変形で、なんとVコマンダーの変形スイッチを押しつつ「ボイス・フォーメーション!」と叫べば、自動でブイレックスロボに変形するのです。 ブイレックスの商品を単体として見ると、変形ギミックも変形後の可動部分も少なくて物足りないものがありますが、Vコマンダーとセットになっているため、音声入力によるラジコンシステムを形作っているわけです。 ラジコンだと思えば、変形が単純だろうが可動部分少なかろうが気にすることはありません。 ここに別売のDVディフェンダーを絡めると、バリエーションアップします。 DVディフェンダーは、音声入力ボタンを押しながら「DVチェンジ!」と叫ぶことで効果音が剣モード、銃モードと切り替えられますが、これでブイレックスロボやブイレックスを撃つと、吠え声を上げながら変形・前進するなどした後で武器を発射する動作ができるようになります。 番組中では、タイムファイヤーの装備はこの3点だけでしたから、正になりきりグッズの1つの頂点です。 鷹羽は、当時この2商品が欲しくて堪らなかったのですが、置き場と資金の問題で買えませんでした。 なにしろ、ブイレックスはかなりの大きさの上、両方買うと1万5千円超えちゃいますから。 実のところ、デルタドライバーにせよVコマンダーにせよ、ちゃんと「変身!」や「タイムファイヤー!」と言わないと変身音が鳴らないような精密な音声認識ではありません。 『重甲ビーファイター』のパルセイバーの頃からあった“大きな音”に反応するだけのセンサーです。 だから、ブイレックス変形モードになっていると、「嫌ー! 変形しちゃ嫌ー!」と叫んでも変形されてしまいます。 応用すると、「パパラパ、パパラパ〜!」と叫んで走り出させたり、「いてこましたれ!」と叫んで攻撃させるなどのお茶目ができます。 もちろんこれらは邪道な遊び方ですが、友達向けの一発芸としてはオススメです。 ちなみに、鷹羽も買ったばかりのデルタドライバーで「へくちん!」と、くしゃみの真似で変身するという芸を相方に披露したのですが、大変ウケました。 もちろん、相方は『555』を見ていません。 今となってはプレミアが付いてしまって手に入らないタイムファイヤーなりきりセット、やっぱ無理してでも買っとけばよかったかな〜。 デルタドライバーを予定より高い額で買ったため、資金不足になってしまったせいです。 本当に、財布に優しい買い物って難しい…。 → NEXT COLUM |
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