玩具ありMINI! 第6回
ガシャポン・ユージン「ナムコリアルフィギュアコレクション4」
後藤夕貴
更新日:2004年1月11日
 「玩具ありMINI!」第6回は、再びガシャポンネタです。
 ガシャポンネタもこれで4回目だというのに、そのすべてがユージン製…。
 ああ、偏っているよ自分。

 
 さて、今回ご紹介するのは、ユージン「ナムコリアルフィギュアコレクションPART-4」…通称「ナムコギャルズ4」。
 2.5の時と同様、以下はこちらで統一呼称します。
 2003年12月24日に発売したもので、全6種類。
 昨年末から2004年初頭にかなりの話題となった、200円ガシャポンフィギュアです。

 
 「ナムコギャルズ2.5」は、前回紹介したように寿真の圧倒的な存在感に押されてそこそこの人気を博していましたが、ある程度の時間が経つと「やっぱり作りが雑」「ただデカイだけ」と、辛い評価が集まり始めました。
 ブームも去り、一時的な盲目状態から解放されたせいか、あらためて評価してみたらこんな結果だった…という所でしょうか。
 「ガシャなんか所詮こんなもんだ」という割り切りが出来ているか、あるいは問題部分に目を瞑り続ける事ができる人以外は、やっぱり寿真も辛く映るのでしょう。

 これには、2003年末発売を予定されていた「ナムコギャルズ4」に対する期待感も含まれていたから、という背景もあったのではないでしょうか。
 つまり「ナムコギャルズ4」は、雑誌発表を見るとなかなか出来が良いから、いつまでも2.5の真崇拝はしてられない…といった感じで。
 事実、ナムコギャルズ4の完成品写真はなかなかのグレードに感じさせられましたもの。
 
 ところが、一部ではそのアソートについての不安も囁かれ始めていました。
 過去にも何度か触れてきた、ユージン独特のアソート率の事です。
 1/50の混入率なんか当たり前というシリーズがこれまでいくつか存在した中、「ナムコギャルズ4」にもシークレットがあった場合、その入手確率はどうしても気になってしまいます。
 
 そして実際に発表された今回のシークレットは、なんと4種類!
 つまり、最終的には全10種類でフルコンプリートなのです!
 これでは、皆が不安がるのもいたしかたありません。

 では、実際に発売されたラインナップを見てみましょう。

シャンファ・ノーマル
▲ シャンファ・ノーマル

・シャンファ(SOULCALIBUR II より)
 人気ポリゴン格闘(剣術?)対戦ゲーム「ソウルキャリバー2」の中華な娘。
 筆者はこのゲームをやっていないのでよくわかりませんが、今回は黒と白のツートーンカラーのマイクロミニチャイナをまとった姿(3Pカラーだそうです)。
 独特のポージングの上に武器の細剣を持ち、なかなか趣き深い出来映えになっています。
 
 このシャンファ、正直とんでもないほどに完成度が高いです!
 実物を手にした人は、「これが200円?!」と驚愕するのではないでしょうか。
 これまでのガシャポンフィギュアでは半分諦められていた「顔の造型の徹底」が見事に成されており、さらにペイントもかなりのレベルになっています。
 無論ガレージキットの完成品には及びませんが、200円で手に入るものとしては、かなりのハイレベル。
 今まではオミットされる可能性が高かった「二重瞼」もしっかり再現されていて、驚かされます。
 さらに、チャイナドレスの造型・モールド・ペイントも唸らせられます。
 もちろん、全体的なスタイルについては言うに及ばず。
 局所が大き過ぎず、バランスの取れたボディバランスは、全シリーズの中でも一ニを争うのではないでしょうか。
 異様なまでに手を加えられたこのフィギュア、全体的に出来の良い本シリーズの中でも、トップクラスに相当するのは間違いないでしょう。
 妥協点がまったく見当たらず、武器一つとっても素晴らしい造りになっている事がわかります。
 量産された品ですらこうなのですから、原型がどれほどのグレードに達していたのか、想像もできません。
 これはもう、元ゲームを知っている・知らないに関係なく、充分観賞に耐える逸品ではないでしょうか!

 なお、このフィギュアには面白いこだわりがあります。
 なんと、組み立て時にはほぼ100%隠れてしまう下着部分…ぶっちゃけてしまえば「パンツ」ですが、これにも恐るべき技巧が施されています。
 しかも、エロ的なものではなく「美術的」な技巧。
 前面には細かいモールドが彫られ、見事な模様が形作られ、後ろにはカラフルな中華な模様のペイント(タンポ印刷ですが)が施されています。
 これはあまりにも見事で、スケベーな気持ちとは関係なく、スカートの下に埋没させてしまうのが惜しいくらいです。
 なんてこんな無意味な所に…とお思いの方も多いでしょうし、気持ちは大変よくわかりますが、こういう「製作者のこだわり」が透けて見えるものは、とても嬉しくなってしまいます。

 で、シークレット1号は、これのバリエーションでした。
 持っている細剣が、ゲーム中の隠し武器である「大筆」になっています。
 ゲーム中では、おかしな擬音を以ってこれで叩きつけるんだとか。
 なかなかお茶目ですが、こちらで飾っても違和感のない造型はさすがでしょう。
 
 アソート率は、50個中ノーマル(細剣)4個/シークレット(筆)4個。
 カプセルの色は、両方とも青。


吉乃ひとみ・ノーマル
▲ 吉乃ひとみ・ノーマル
シャロン・ノーマル
▲ シャロン・ノーマル
・吉乃ひとみ(ナムコイメージキャラクター)
 …という訳で、こちらは「ナムコギャルズ3」でも立体化されていたイメージキャラクター。
 おぼろな記憶では「リッジレーサー」の何かにちらっと出演していたような記憶があるんですが、残念ながらよくわかりませんです。
 今回は、前作のようなレーシングチームキャンペーンガール風のものではなく、ベースボール風コスチュームのキャンギャル風味。
 バットとごっつい靴がチャームポイント。
 造型と塗りが特盛り玉一丁並にグレードアップした本シリーズにおいて、その出来映えは益々パワーアップ。
 顔だけでなく、ボディバランスも絶品となり、(ちと下品ですが)スカート下の下半身の造型はとんでもないレベルに至ってます。
 ちなみに、スカートはクリアパーツに塗装を施したものだとか。
 こりゃ一体、どういう意図があるというのでしょう。
 よくわかるようなそうでないような…

 こちらにもシークレット2号が存在します。
 ノーマルでは頭の上にかけているサングラスが、シークレットではきちんと目にかけられています。
 無論、グラスの下の顔はちゃんと健在。
 しかし、ノーマルとの区別個所が限定されてしまっているので、カプセル未開封状態だとイマイチ判別しにくいような…。

 アソート率は、50個中ノーマル4個/シークレット4個。
 カプセルの色は、両方とも赤。


・シャロン(ニューマンアスレチックス より)

 2.5の寿真が登場した「マッハブレイカーズ」の前作に当たる「ニューマンアスレチックス」に登場するヒロインキャラで、もちろんこの人も豪腕・スーパーパワーの持ち主。
 見た目じゃ想像つきませんが、ミサイルを平気で放り投げたりしていました。

 やまとの「春麗&キャミィ」のキャミィAを彷彿とさせるポージングでの立体化で、これまた異様な出来の良さ。
 上記2点と比較するとエロ的要素は少なめですが、いわゆる「健康的なお色気」って奴に溢れています。
 やや顔の塗りに雑味を感じてしまいますが、それもシャンファ等と比較したら気になるというだけの話で、これまでのガシャポンフィギュアと比較すれば段違いの出来なのは変わりません。
 髪の毛の造り・グラデーションの表現も見事で、特にツインテールマニアにはたまらない出来なのではないでしょうか?

 シャロンには、後に詳しく説明する「スタンド」が付属していますが、実は、こんな姿勢なのにきちんと自立させられます!
 写真をご参照ください。
 この脅威のバランス!
 はっきり言って、スタンドはまったく不要。

 シークレット3号は、こちらの「上着付き」バージョン。
 ただし、ゲーム中ではこちらの上着付きがデフォルトだったため、本当はこちらがノーマルになるべきだったのでは? とも考えてしまいます。
 ちなみに、ユージンのカタログ上では、こちらの上着版の原型写真が使用されていました。
 もっとも、シャンファの写真も筆を持っていたんですよね。
 カタログの時点ですでにシークレットが露見していた事になります。

 アソート率は、50個中ノーマル4個/シークレット(上着付き)4個。
 カプセルの色は、両方とも紫。


・シルク(ゆめりあ より)

 PS2の3D恋愛ADVゲーム「ゆめりあ」に登場する、異世界の戦士。
 グリーンの巨大なバイザーに顔を隠し、主人公達をサポートする頼り甲斐のある存在ですが、その正体は、主人公達の下宿先の女主人・千条七瀬
 このフィギュアは、異世界での姿を再現しています。
シルク・ノーマル(フル装備状態)
▲ シルク・ノーマル(フル装備状態)

 本シリーズで、かなり特殊な存在感を放っているのが、これ。
 顔を隠しているという最大の特徴もさることながら、あまりにも話題性が豊富なのです。

 まず、付属の武器。
 独特の形状をしているこの武器は、本来は一対のもので、もう一つ同じものがあって初めて完全になります。
 本編中は、これをサイコビットのように操り、手を触れる事なく自在に飛翔させます。
 グリーンの部分が展開し、そこから照射されるレーザーは鳥肌モノのカッコ良さ!
 このフィギュアには、背中に二つのボールジョイントの受け(凹部)があり、ここに武器のボールジョイント(凸部)を差しこみ、ウイングのように飾るのが完成形です。
 とはいえ、本編中ではこれはシルク本体とは接続されていないので、宙に浮いているような雰囲気で飾れれば良い訳で、無理に翼のようにする必要性はありません。
 このシルクに限っては、他の物とは異なり「玩具的」な楽しみ方が出来るという利点があるのです。
 だから、ある意味大きなマイナス要素にも取られかねない「顔を隠すゴーグル」についても、そんなに問題には思えなくなってくるのです。
 とか言いつつ、ボディにはそれなりの技巧が施されておりますが。
 ええもう、下半身のきわどさは、本シリーズトップクラスですから。
 というか、下半身前面部の露出はかなり恐ろしいものがあります。
 …ナイスバディというゲーム中の設定に反して、どことなくロリ体形ですけど。
 ま、それは原型師の作風という事で割り切りましょう。

 …ですが、せっかく付属されている武器、これがなんと1カプセルに1つしか入っていません
 では、もう一つはどこに…というと、それはシークレット版に入っています。
 シークレット4号であり、本シリーズ最大の注目株となっているコレは、大方の予想通り素顔のシルク(つまり七瀬の顔)。
 無論ロングヘアになっているため、武器をホールドするための背中のボールジョイント凹部は隠れてしまいます。
 だからシークレットに混入している分の武器は、自動的にノーマルの方に回る訳です。
 
 これは困りました。
 筆者のように「基本的には未開封保存」主義の人間が、撮影用に引っ張り出してしまうと、必然的にシークレットの方も組み立てなければならなくなり…って、そんな事はどうでもいいか。
 本当の問題は、これにより「ノーマルとシークレットを対で集めなければサマにならない」という事なんです。
 シルクの武器は、左右の区別がないためノーマル2つから採取した武器を組んでも良いのですが、それだと剥き身のシルクノーマルが残留してしまいマヌケです。
 かと言って、シークレットを開けようにも、これがなかなか入手困難と来る。
 アソート数は両方同じ筈なのに、なぜかシークレットが良く出るという経験もなく、またそんな話も耳にしません。
 こちらについては後ほど詳しく触れますが、いずれにせよ別なカプセルにパーツの一部を依存するようなスタイルはどうかと思う訳です。

 なお、こちらにもシャロン同様スタンドが付属しています。
 「ゆめりあ」に登場するヒロインは、この格好では常に滞空しているため、他と違って直立姿勢にはなりません。
 やや後ろにのめっているようなポージングになるのですが、その際にこのスタンドが役に立ちます。

 アソート率は、50個中ノーマル(ゴーグル)4個/シークレット(素顔)4個。
 ここで「ええっ?! そりゃ嘘だ! シークレットの数はもっと少ない筈だ!」とお思いの方が出ると思いますが、これは間違いありません。
 筆者は都合3袋のアソートを確認していますが、基本数はこれで確定です。
 どうしてそういう勘違いが起こるのかは、後ほど詳しく分析したいと思います。
 もっとも、4/50でもかなりの確率の低さなんですけどね。
 カプセルの色は、両方ともオレンジ。


カサンドラ
▲ カサンドラ
・カサンドラ(SOULCALIBUR より)
 シャンファ同様「ソウルキャリバー」登場のキャラクターで、同シリーズの人気キャラ・ソフィーティアの妹。
 「ナムコギャルズ3」でも一度立体化していますが、今回はゲーム中の隠しコスチューム“ワルキューレ”をまとっています。
 マイクロミニのワルキューレというとディープなワルファンは激怒しそうなものですが、ここはまあ割り切りましょう。
 どーせ盾のホールドスタイルも違ってるんですし、これは似て非なるものですよ。

 さて、これとこの後に紹介するモネの2種類は、シークレットバージョンがない単体のみで、しかもアソート比率が多いためかなりのダブり要因とされています。
 カサンドラがダブりまくるというのは、それなりの数を回した人にとっては当然の結果で、そのためかかなり過小評価されているような雰囲気もありますが、とんでもないです。
 これも、出来はかなり高レベルといえましょう。
 表情がやや没個性ではあるものの、造型・雰囲気・ペイントはいずれも大変良く出来ていて、特にパーツの抜き(型から抜いた時の形状の意)もかなりのものです。
 鎧の隙間から覗く胸元などは、よくこんなに綺麗に整えられたなと思うほどのものです。
 また、露出の大きい下半身の造型バランスも相当なもので、女性の肉体の柔らかさというか、そういったイメージを大変よく表しています。
 …って、どうしてもエロ系の表現が多くなってしまいますが、実際にそういうポイントに力が入っているんだから仕方ない。
 表情についても、出来そのものは悪くありません。
 よく見ると、眉毛が黄色のため肌色に溶けこんでしまっていたり、瞳のハイライトの主張が弱いような感もありますが、これが表情を殺している理由ではないでしょうか。
 リペイントが可能ならば、ちょっと手を加えるだけでもう少し良くする事が出来るでしょう。

 ともあれ、ガシャポンを回してこれが出た瞬間は気が引けるかもしれませんが、一度組み立ててみれば納得する筈です。
 これも、なぜかスカートがクリアパーツで造られているのですが…「魔」のつく改造をする人向けという事なのでしょうか?!

 「ナムコギャルズ3」の時は、手に持たせた武器がポロポロ落下していたものですが、今回は柄の途中に凸部を設け、同じく手の中にある凹部に差しこむ事で安定させるようになっています。
 実は、モネ以外の得物持ちキャラはすべてこのような工夫が成されています。
 シールドは、手首と肘の2箇所で保持するようになってますが、凹凸のハマり具合がかなりきついので、まず落下はしません。

 アソート率は、50個中8個。
 カプセルの色は、イエロー。


モネ。もねもねもねもねもねーっ
▲ モネ
・モネ(ゆめりあ より)
 「ゆめりあ」のメインヒロインで、異世界で主人公が知り合い、いつのまにか現代世界でも同居するようになったというメインヒロイン。
 何をしゃべっても「もね」としか言わないキャラだとか。
 本シリーズでは、異世界での戦闘服姿。
 専用武器を合体させたものを手に持つスタイルになっています。
(実はこの武器が本来2体のものであったという事は、ムービー見るまで知りませんでした)

 さて、本シリーズ唯一のロリキャラであるモネは、基本的には逆ベクトルのナムコギャルズの中では異彩を放っており、ヒロイン的魅力というよりはシルク同様「玩具的楽しさ」を強調したもののように思えてなりません。
 知らない人が見たら、いったいどういう用途なのかまったく見当がつかない武器に、独特すぎるコスチューム…後に述べる「ゆめりあの知名度」の事もあり、ゲームをプレイしていない人にとってはあまりにも不可解な要素てんこもりです。
 ただ、全体的にしっかり造りこまれている上に、頭部・表情の出来映えは本シリーズ最高峰(恐らくシャンファすら越える)クラスであり、なかなか馬鹿にできません。
 髪の毛の再現などは、ちょっとした驚きを感じられます。
 これだけの細腕に、凹凸部による補助もないまま、あの巨大な武器を持たせてかつしっかり保持させているという絶妙のバランスは見事です。
 この武器、こんな大きさと形状なのに本当にフィギュアの手の指だけで保持しているんですよ!

 さて、このモネは、いったいどうやって飾るのかというのが一時期問われていました。
 「ゆめりあ」というゲームでは、異世界の大空を舞台にヒロイン達が飛翔しながら戦う戦闘シーンがあるのですが、先のシルクもモネも、この格好では常に浮いているため、よく見ると姿勢と足の裏が平行になっていません。
 つまり、足の裏を平たいところにぺったりくっつけると、思いきり背中側に沿っているような体勢になってしまうのです。
こちらがスタンド。後ろのはシャンファ・シークレットの筆(笑)。
 これではうまく飾れないため、シャロンにも付属していた黒いスタンドが付属するわけですが、どうもこのスタンドを「モネの姿勢を前向きに倒し、飛翔しているような格好で飾れるようにするためのもの」だと勘違いされた方が多かったようです。
 そう、ミニブックにもあるように、直立姿勢(やや背中側に反り)が正しいのです。
 というのも、そもそもモネは武器をこの様に構えたまま飛翔しないのです。
 飛翔時は、武器が進行方向に対して真横を向くようになるため(つまり銃身の長い銃を携帯する時のような格好)、先端部は前方を向きません。
 逆に、武器を使用する際は姿勢を正し、直立不動で武器の先端部を前方に翳し、ビームを射出します。
 このフィギュアの姿勢は、武器を使用する直前または直後の、武器を瞬間的に振り翳した場面の再現と取るべきでしょう(事実そういうモーションがゲーム中に存在する)。
 第一、黒いスタンドを“モネを前方に寝かせた姿勢で飾るため”に付属させていると考えるには、構造的に無理がありすぎます。
 もしそのために用意するなら、もっと別の形のものを作るでしょうし、第一モネ自体のポーズは飛翔中とするにはあまりにも無理がありすぎます。
 もちろんそういう飾り方をするのは悪いとは言いませんが、これはほんの一時期とはいえ「どちらが正しいか」という論争にまでなった様子なので、ここで正しておきたいと思います。

 もっとも、個人的には「飛翔スタイル」と「武器構えスタイル」とハイブリッドな選択が出来るようなものだと、割り切るのもいいかなと思うわけですが。 
 
 アソート率は、50個中8個。
 カプセルの色は、グリーン。
 こちらもシークレットがないので、必然的に比率が高まり、ダブり要因となってしまいます。

 出典元となった「ゆめりあ」ですが、内容の評価こそそこそこ高いものの、圧倒的に知名度が足りません。
 なんと言いますか、ポリゴンでキャラクターを再現した恋愛ADVという事で、なんとなく敬遠されているのかもしれません。
 事実、私も「まるでTEATIMEみたいな事やってるなあナムコは」と、歯牙にもかけていませんでした。
 これが発売される前までは、すでにほとんど忘れられた存在となっていた感があります。
 根強いファンはいるのですが、ある意味でカルト的人気だったと言えましょう。
 ナムコ自体は、このタイトルのドメインで専用サイトまで作って懸命に宣伝していたというのに…。

 ただ、この後アニメ化するそうで、また徐々に知名度も高まり始めてきた気配もあります。
 「久遠の絆」や「零〜zero」の時みたいに、たとえ時間がかかっても正当な評価を得られるようになればいいなと思う次第です。
 


●真のアソート

 さて、上記ラインナップの内訳を、再度確認しましょう。
 
シャンファ:4/4(計8)
吉乃ひとみ:4/4(計8)
シャロン:4/4(計8)
シルク:4/4(計8)
カサンドラ:8
モネ:8

 これだと合計数は48個になってしまい、2個足りなくなってしまいます。
 以前別な所で書いたのですが、ユージンの納品一袋のカプセル数は50個です。
 バンダイは60個なのですが、とにかくどのシリーズもだいたいこの個数で統一されています。
 という事は、2個だけ内訳が不明なものがあるという事になりますね。

 実は、残りの2個はランダム混入になっているのです。
 筆者が確認した物では、1つ目の袋は「シルクN/ひとみS」となり、2つ目では「シャンファS/シャロンS」、3つ目では「シャンファN/シャロンS」が残りました。
 カサンドラやモネが9つ目として混入している可能性もあるのかもしれませんが、筆者の調べた範囲ではそれはありませんでした。

 で、ここまで見ていてすでにお気付きと思いますが、今回のアソートは(ユージンにしては)大変良心的であり、さらにどのフィギュアにも売りと魅力があるので、あまりハズレ感が大きくなりません。
 シークレットも、実質的には「バージョン違い」という解釈の方が適正のようです。
 もちろん、もし「ナムコギャルズ4」のリペ版が発売されたらどうなるかわかりませんが…って、その前にまだ「ナムコギャルズ3」のリペも発売してないのか。
 アソート内容やシークレット・レア情報に散々振りまわされた2003年度ガシャポンフィギュア商品群でしたが、最後の最後で嬉しい爆弾が来たようです。

 …さて、先ほどシルク・シークレット版で触れた「本当にこのアソートは正しいのか」という件ですが、実はちょっとした貴重な情報を複数得る事ができました。
 今回のシリーズは、ノーマルセット全6種、シークレットセット全6種という風に振り分ければ、綺麗にセットが作れるような内訳になっています。
 ところが、これのバランスを意図的に崩し、いかにも「この中の××は貴重なんですよ〜」というイメージを作ろうとしている業者がいた様子です。

 そう、それのターゲットにされていた筆頭が、どうもシルク・シークレットだったようです。
シルク・シークレット版の顔です。
▲ シルク・シークレット


 最近よく聞かれる話で、「ガシャポンの中身を直接販売している店に設置されているガシャポン機は、中からシークレットや人気のある物が抜かれている」というものがありますが、悲しい事にこれをやっている所は実際に存在します。
 先のアソート情報を元に数千円(その機械の中身ほぼすべて空になるほどの金額)同一機で回したにも関わらず、特定のシークレットがまったく出ないのに、その店ではそのシークレットをプレ価格で販売していたりとか、一台をほぼ満杯の状態から完全に空にしたにも関わらず、特定の物が一つしか出ず、逆にカサンドラなどが十数個出てきたとか…。
 悲しい事ですが、店に対する信用をなくしてしまうようなやりとりです。
 ハズレのガシャポンを引き、それをそのまま投棄していく人はたまにいますが、それをそのまま機械の中に戻す業者も多いらしく、その結果アソートがぐっちゃぐちゃに狂うというのはよくある事だとか。
 まあ投棄されたとはいえ新品ですから、そういう工夫も必要だとは思いますが、本来入ってなければならないものがないのに、それを客に回させるという姿勢には疑問符を掲げるしかありません。

 以前から一部で「セット販売は邪道」とか言われ、あくまで回す事によってコンプリートするのが美徳だと主張する方がいますが、こういうケースが多いと回す方も安心出来ず、結局保険のためにセット買いを必要とするようになったりする事もあります。
 最終的に、もっとも安心して回せる環境が「マニア向けでない地方の玩具店やデパート」のみとなってしまうのは、ちょっと悲しいですよね。


●評判

 という訳で、ちょっとした旋風を巻き起こした「ナムコギャルズ4」は、あっという間にすっかり見かけなくなってしまい、それでもまだ欲しがる人達によって詮索されているような状態です(2004年1月現在)。
 これの一つ前に発売された「セガギャルズコレクション」の出来が散々だったという事もあり、その反動か評価はうなぎ上りです。
 一年前に発売された「ナムコギャルズ3」もかなりの高評価でしたが、今回は間違いなくこれを上回っているでしょう。
 いずれ再版が出る事になるとは思いますが、そちらもまた期待をかけたいものです。

 さて、「ナムコギャルズ2.5」について書いた時、“これ以降のユージンガシャポンフィギュアは、すべて寿真サイズが基準になるようだ”と書いたのですが、これは結局果たされませんでした。
 今回はだいたい12センチ弱くらいの大きさで、確かにそれなりの大きさはある訳ですが、それでも真の肩くらいの高さしかありません。
 これはどういう事でしょう?
 とにかく、サイズの見直しは間違いなく行われたようです。

 同じようなサイズで発売されると予告されていた「ギルティギアXX水着コレクション」は、いったいどうなるのか…大変興味深いものがあります。


 「ナムコギャルズ2.5」に続いて、またも袋買いしてしまった筆者は、溢れかえりそうなコレクションにさらに付け加えるため、いまだに本シリーズを探索中だったりします。
 すでにフルコンプセットは8つ目(アホ)。
 それなのに、先日も2000円ほど回してえらい目に遭いました。

 さんざんダブついて困っていたら、欲しい物がすぐ傍の別の店で適価で販売されていたり…(滝涙)
 この吸引力、いったいいつになったら止まる事やら、トホホ…

 こんな恐ろしいパワーを持つガシャは、ホント久しぶりでありました(ノ+_+)ノ


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