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更新日:2004年1月1日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
皆様、新年明けましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願い致します。 この「気分屋な記聞」も、これまでのペースを維持してがんばって参りますので、何卒ごひいきに♪ さて、今年は「仮面ライダーブレイド」「特捜戦隊デカレンジャー」などが放映される訳でありますが、新年一発目は、いきなり3日間連続更新&続き物で行きたいと思います☆ 豪華版という事で、ちょっと文章量多いですが、ご勘弁ください!
爆竜超合体! 完成、マックスリュウオー!!
「爆竜戦隊アバレンジャー」で、最後に登場した巨大ロボ・マックスオージャが、4大爆竜と合体して完成するさらなる超巨大ロボ形態で、アバレンジャー最大の味方だ。 アバレンオーやキラーオーなどのメカとは完全独立を果たしつつ、きちんと総合合体的な機能を発揮するという、なかなか面白いコンセプトのロボットなのだが… これって、いったい「何体合体」のロボットになるんだろう?
マックスリュウオーになるためには、以下の合体が必要になる。
…なんと、こうやって数えると全8体合体!! しかも、スティラコとギャリーを別にカウントすると、9体合体という事になってしまう。 ちなみにスピノゴールドはマックスリュウオー時のヘルメットに変形合体する奴で、ランフォゴールドは、2体合わせてポールアーム状の武器になっているアレの事。 本編をしっかり見ていてもその存在がよくわからないという、悲しい爆竜なのだ。 こいつら三体は「黄金爆竜」とも称されているらしい。 で、上の事を踏まえて、「結局マックスリュウオーは、何体合体になるのか?」と聞いてみる。 恐らくだいたいの人が「5体合体」と言うだろうし、玩具に詳しい人や設定を読みこんでいて黄金爆竜を知っている人は、「8体」または「9体」と言う事だろう。 って、ちょっと待て。 まさかそれって、人によって合体規模の考え方が違うって事? これってよく考えると、結構ややこしくない? これは「戦隊シリーズのロボット合体数の基準は、意外にはっきりせずわかりにくい」という事に他ならないだろう。 また同様に、「この作品にはロボットは何体いるのか?」という疑問も、かなり不明瞭だったりする。 実はこの辺、「スーパー戦隊の秘密基地」の制作の際には毎回のように揉めるポイントだったりする。 サイトにアップされる前の校正段階では、ロボ関係の情報はよくチェックにひっかかる。 つまりこの場合、検分する側の筆者と鷹羽飛鳥氏との見解に、相違があるという事なのだ。 どういう事だろう? 今回は、これまで戦隊ロボの「合体の数」を振りかえってみよう。 というわけで…ごめんなさい。 今回は、戦隊ロボットにある程度詳しくないとついていけない内容になってます<(_ _)> …正月早々こんな偏りのある内容でごめんなさいです。 なお先に断りを入れておくが、ここで「ロボット」としてカウントする存在は、以下の条件を2つ以上満たしているものとする。 単体メカなのかロボットなのか不明瞭な存在もいるので、一応前提としてご記憶願いたい次第。
では、さっそくこの「ややこしいロボ数」をシリーズ順に振りかえってみよう。 ■混乱の原因1:スーパー合体/組替え合体 「このロボットは何体のメカが合体するか」という事を考えてみた時、「光戦隊マスクマン」までは、誰もほとんど迷ったり間違えたりする事はないと思う。 だが「超獣戦隊ライブマン」辺りから、すでにロボットの総合数があやふやになってしまうようだ。 ライブマンに登場したロボは、
そして、この2体が合体する「スーパーライブロボ」という形態があるのだが、これを「2体のロボのバリエーションに過ぎないので、単体とは数えない」という人と「まったく別な形態のロボなんだから、単体で数えるべき」という人がいる。 すでにこの時点で、「ライブマン」のロボは2体説と3体説が成り立ってしまうのだ。 面倒なので、このまま「鳥人戦隊ジェットマン」までのロボットカウント数をまとめてみよう。
言うまでもないが、これは戦隊シリーズに関わらず、勇者シリーズ・エルドランシリーズにも当てはまる話である。 …って、あれっ。 ちょっと待てよ、なんかいきなり肝心なものを忘れているような…。 ああそうだ。 「超新星フラッシュマン」に登場する2台目ロボ、フラッシュタイタンはどうだろう? トレーラー型宇宙船のけん引車両部分が変形して小型ロボ・タイタンボーイになり、コンテナ部分が変形、これにタイタンボーイが合体する事により、この時期の物の中では最大級の巨大ロボになるのだ。 …スーパー合体とは違うけど、これも考え方によってはややこしいなあ。 フラッシュタイタン全体で見れば単体変形とも取れなくもないし、しかしギミックを見れば間違いなく「合体」だ。 ロボットとしての姿も、ちゃんと2種類存在しているんだし。 これは、相当昔に論争されていた「惑星ロボ・ダンガードAは“合体ロボ”か?」という方向の話に似ている。 ダンガードAの飛行形態・サテライザーは、コクピット部分が独立した飛行メカ「ガードランチャー」になっており、ダンガードAになる時は一度これがサテライザーから離脱、ボディ部分の変形が完了した段階で、あらためて頭部に合体するのだ。 こう書くと、一応複数メカの合体のように思えるが、元々サテライザーはガードランチャーも含めて一つの機体であるため、正確な合体とは言えないのではないか…という意見がある。 ところが胴体部分についても、胸部になるパーツと下半身・脚部になる部分が一時的に分離し、位置を変更して合体し直すというプロセスがあるため、サテライザーは「一度三体に分離して再合体する」事になる。 これは明確な合体と言えるのではないかという説も当然浮上し、結果的に「ダンガードは変形か、合体か」という議論になったようだ。 フラッシュタイタンも、これと似たような性質と言えなくはないだろうか? という訳で補足。
…うーむ、ややこしさの根源はここから始まっていたのか… だが、ここまではまだいい。 本格的にややこしくなり始めるのは、この次の「恐竜戦隊ジュウレンジャー」以降の組替え合体の概念が登場してからだ。 ここを読まれている方のほとんどはすでにご存知と思うが、「ジュウレンジャー」では“ロボットの核に相当するメカが入れ替わる事により、別のロボットが誕生する”というパターンを生み出した。
胴体以外は共通パーツで構成されるこの2体を別カウントするべきかどうか…結構悩み所なのではなかろうか。 世の中には「バリエーションは別個体としてカウントしない」という考えもあるので、この場合剛竜神を別カウントされないって人もいるかもしれない。 さらに、ここに加えてスーパー合体的な要素もあるものだから、もう無茶苦茶。 さっきのようにまとめると、以下のようになる。
次のシリーズ「五星戦隊ダイレンジャー」になると、またちょっとややこしさが増す。 この作品も組替え合体が継承されているのだが、核パーツに相当するメカがそれ単体で変形ロボになるので、これらも1つのロボとしてカウントしなくてはならない。
とにかく「同画面上に同時に何体活動できるか」というカウント方法と、「いくつ別形態があるか」でカウントする人がいて、それらによってまったく違う数が算出されてしまうという事になるようだ。 ちなみに筆者は、ダイレンジャーでは「全4体」と考えるタイプである。 次回は「2.最大のロボット数を誇る戦隊はどれ?」と題して、また無駄に頭を回転させてみたい。 → NEXT COLUM |
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