「人生に玩具あり 2式」トップページへ戻る 古物倉庫 第2回 ポピニカ
大鉄人17「シグコンジェット」

 このページは、現在絶版の商品またはドエラい昔に発売されたアイテムをご紹介します。
 筆者が運良く手に入れられた物を紹介していくわけですが、なるべく珍しくかつ完成度の高い物、あるいは特定世代の方にとって思い出深い物をセレクトしていくつもりです。
 ネタもそんなに沢山絞り出せないから(笑)、小出しで行くよっ♪

 このコーナーは、本来のものとは趣向を変えて、レビューではなく「商品紹介」というスタイルで参ります。

大鉄人17は、自らの意思を持つロボットである。
人類を守る為に、巨大頭脳ブレインと戦うのだ!

 今回は、昭和52年(1977)に放送された、前半ドシリアスミリタリー特撮、後半お子ちゃま向けに路線変更されてしまった悲劇の名作「大鉄人17」に登場したシグコンジェットをご紹介。
 登場…って言っても、実はこのシグコンジェット、設定上はただの無人偵察機で、本編内ではほとんど活躍してなかったような(うろ覚え。一応全話マラソンしているんだけど…)。
 むしろ、オープニングやエンディング登場の印象の方が強いってね。

 誰だよ、そこで某アクションタイムとか挙げてる人は?!

シグコンジェットのパッケージは、横長タイプ。意外に厚みもあります。

シグコンジェットと、そのパッケージ。
今回のも、ほぼデッドストック品です。
ただ、中身は問題なかったんですがパッケージ背面部にシャレじゃ済まない
大きな折れ目があるので、そちらはとてもお見せできません。
旧超合金は、箱も命。
出来る限り綺麗なパッケージのものを集めたいですね。


実に見事な三角形。尾翼も素敵です。

シグコンジェット上面。
実際は、ボディの「17」のプリント周辺はもっと綺麗な青なのですが、撮影時のライティングの関係でどうしてもうまく再現できませんでした。
この写真では、翼部分のミサイルを外しています。

このランディングギア、エンディングで使ってたかな…覚えてない。

翼先端部を折り曲げ、予備?のランディングギアを使用した状態。
なんと、ランディングギアが5つも!
さらに機首部分からシグナルを引き出しています。
17のメカ群には、このような「17の目と同じようなシグナルモールド」がどこかしらに施されており、ジェットの場合は格納式なんですね。

こういうのも可変翼って言うんですか?!

主翼を折り曲げた状態。

主翼の名前が泣かせます(笑)。

あらためて、上から全体を撮影。
なんというか、殺る気マンマンの戦闘機とは違うデザインラインが素敵です。

シグナルモールドは、当然シール貼付。ただし、奥まったパーツ部分に貼られているので、はげ落ちる心配はまずないかと。

右斜め前方から。
ちなみにこのシグコンジェット、普段は17の背面部に収納されており、要塞形態になった17の背部ウイングが変形した滑走路から飛び立ちます。
という事はかなり小型なわけで、設定では全長5メートル程だとか。
なるほど、だとしたらこの形状だと人が乗るのはちと厳しい?


意外にかっこいいヒップライン?!

特徴的な背面部を。
銀色の部分はジェットノズルだったんですねー。
って事は、吸気口からミサイル発射するんかいこのポピニカは!(笑)

魚の腹みたいに真っ白ですな。

底から見てみると、こんな感じ。
刻印がまたマニア心を刺激しますハフンハフン。

ぴょーん

旧ポピニカによくみられる「意味不明ギミック」。
今回は機首射出!
もちろん、玩具オリジナル設定です。
つか、17からのシグナル信号受信する部分を切り離してどうする(笑)。
ですから、ここは開き直って、頭の中で勝手に設定ねつ造して遊ぶべきでしょう。

よし、これはきっと脱出装置! 緊急時には機首だけで離脱飛行が行えるようになっているんだっ!!
なぁに、ダークジェイカーみたいなもんさブワハハハ☆

…無人機だっちゅーに。

だども、オラ、こげなヒコーキ知(ス)らね。

大きさ比較。
左に移っているのは、200円ガシャポンのフィギュア。
ユージンの「ロンドローブコレクション」の一つ、「魔法遣いに大切なこと」の主人公。
どこの秘境から出てきたのかわからんズーズー弁しゃべるヒロインだっ!

 って、比較対照の方を説明しても意味ねーわな。

箱は、ホントに大事にしましょ。

パッケージです。
実はこれ、箱の表面が微妙に歪んでいてスキャン時に角部分から光が進入し、どうしても綺麗にとれなかったために、こちらで加工・補正を行っています。
周囲の銀色は、こんなものではなく、もっとメタリックっぽい色彩になります。
この画像では、だいたいの雰囲気を感じていただければ嬉しいかと。


クリックすると拡大します! かなり大きくなりますから、じっくり読んでやってください。

 説明書です。
 前回同様、この画像もクリックすると大きく表示します
 今回の商品にも、前回ご紹介したようなミニカタログが付属しているのですが、申し訳ないけどスキャンの手間がとてつもなくかかるので、掲載はパスさせてください…
 ゆとりがあったら、別商品の時は掲載するようにしますから。


【カバゴンのママに一言】

あなたのパソコンにこの画像をコピーして、大事に保存しておこう!(笑) 次にポピニカ掲載する時も、無理矢理載せるつもりなので覚悟おし!

 やっぱりこれがなくちゃ、という事で、パッケージ裏にある「カバゴンのママに一言」です。
 カバゴンこと阿部進氏については、第一回「マジッカー」のページで詳しく説明しておりますので、ご参照を。
 ホント、これがないと「超合金やポピニカを買った」という気にならないんだよな〜(俺だけか)。
 ある意味では、「超合金やポピニカの“顔"」って感じですな。

 で、「カバゴンのママに一言」で検索かけても、全然引っかからないってのは、どーして?!(2005年6月現在)

 さて、まとめます〜。

 このシグコンジェット、正式には「シグナルコントロール・ジェット」と称しまして、17が作り出したシグナルで遠隔操作可能な偵察機。
 先の通り、あまり目立った活躍シーンがないのですが、このメカ自体、17の「超生産能力」を裏付ける大切な設定要素になっておりまして、活躍してないからといって決して不要な要素だったわけではありません。

 って、ここまで書いてて、肝心の「大鉄人17」という作品の説明が抜けてましたな。
 「大鉄人17」は、「宇宙鉄人キョーダイン」の後番組で一部では“鉄人シリーズ"などとも称されていますが、実際には「ジャイアントロボ」の要素を多く踏襲した立派な単独オリジナル作品。

  世界規模で天変地異を予測・回避するために佐原博士とハスラー教授が開発・完成させた超コンピューター「ブレイン」が、「地球環境改善のためには、人類不要!」と、まるで現人鬼・散様のような結論を出し、人類に離反してハスラー教授と共に姿を消すところから話が始まります。
 この「ブレイン」は、“超生産能力"と呼ばれる「スプーンから核兵器まで」何でも自己開発して作り出してしまう能力を持っており、それを利用して人類完殺を目的とした戦術鬼…もとい、巨大ロボットを差し向けてきます。
 ところが、そんなロボットの一体が、主人公・南三郎と出会った事により起動。
 ブレインと同じ「超生産能力」を持つ17は、三郎と意志を通わせ、ブレインと戦う事を決意する…といった内容です。

 ただ、ここまでの説明だとありふれた特撮番組なんですが、初期1クールの徹底的なドシリアス内容は凄まじく、現在でもなお、これに迫るほどの密度を誇る特撮番組はまずないでしょう。

 ブレインの緻密かつ意外な戦略と、心理戦、そして対するレッドマフラー隊の徹底的なミリタリー描写、その中に三郎少年が入り込む事の違和感のなさ、「言葉をしゃべれない17」との意志の疎通の表現、ブレインを利用しようとして逆に利用されてしまうハスラー教授達、敵幹部同士の内面の確執、敵ロボットの「用途のわかりやすいデザイン」と、実際の作戦活動のえげつなさのギャップ…
 とにかく、売りになる部分を挙げたらきりがありません。
 ちなみに「勇者王ガオガイガー」でもやっていた、800o超重列車砲グスタフが敵メカ化するというアイデアは、実はこちらの方が先にやっていたりします。

 残念ながら、このヘビーすぎる展開は当時の子供達には評判が悪かったそうで(エエエエ! 当時小一の筆者でも充分理解できて楽しめたぞおおぉ?!?!)、16話から大幅な路線変更が成されます。
 有名な18(ワンエイト)の登場はそれ以降で、このエピソードは名作と言われつつも「17達の擬人化がはなはだしい」と、悪い評判もあったそうです。
 まぁねえ、三郎達を自分の体内に招いて、数メートルもある巨大なソフトクリームをごちそうする回を見た時なんか、頭がクラクラしたものだけど。

 しかしそんな路線変更後も、ブレインの恐ろしさはしっかり描かれており、劇中で一度破壊されたにも関わらず、自己復元能力というとんでもない力ですぐに完全復活を遂げてしまった時の絶望感は、本放送当時から忘れられないトラウマになったほど。
 また、ブレインに対抗するために別な巨大頭脳「ビッグエンゼル」を建造する計画も失敗したりと、意外にメリハリがありました。
 実は筆者にとって、このブレインを超える「本当に恐ろしい最後の敵」というものは存在しません(今のところ)。
 あの不気味な一つ目デザインと意味不明なカプセルの群れが、本当に怖かったものです。
 最後は結局、17のブレインへの特攻で決着なんですが、なぜかラストは全然盛り上がらなかった…

 この作品も、「超人機メタルダー」同様、路線変更がなければ稀代の名作になったんじゃないか、と言われている、惜しい作品なのであります。

 おお〜、軽く触れるつもりが、ついつい思い入れが爆発してしまった!


「人生に玩具あり 2式」トップページへ戻る