| 装着変身 仮面ライダーザビー/ 仮面ライダードレイク/ 仮面ライダーサソード |
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| ・仮面ライダーザビー | ・仮面ライダードレイク | ・仮面ライダーサソード | ・総 括 | ||
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なお、レビューに入る前に一言。
今回ご紹介するこの三体は、基本的構造が「装着変身・仮面ライダーカブト」とほぼ同じなので、素体の可動や基本パーツ構成等、シリーズ間共通要素については特に触れないでいきたいと思います。
共通要素については、カブトのレビューページをご参照ください。
…というか、いちいち触れてたらとんでもない文字数になりそうだかんね。
注:各キャラクター解説ラストに、劇場版のネタバレが少しだけあるので、ご注意を。
ネタバレが嫌な人は、劇場版タイトルの太字強調部分以降は少しだけ飛ばしてください。
●バンダイ装着変身シリーズ 「仮面ライダーザビー」
定価3,150円(税込)
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※ザビーゼクターは、それぞれ左上腕パーツに接続、いずれも取り外し可能。
2006年4月29日発売。
本編のギミックとは異なるが、「マスクドフォーム」と「ライダーフォーム」の両方を再現可能。
●映像内のキャラクター
ザビーは、8月現在三人の変身資格者が存在し、都合四人が変身した。●セールスポイント

ザビーは、シリーズ中カブトに並ぶスタンダードなパーツ構成で、ベルトと左前腕アーマー以外は、カブトのパーツ内訳とほとんど同じ。
可動幅やギミック関連も共通項が多いので、装着カブトを持っている人は、イメージが捉え易いと思われる。
逆に言えば、それは「装着カブトを持っていると新鮮味に乏しく感じられる」という事でもあり、セールスポイントが弱いという事にもなる。
結局は、「ザビーのデザインが好きか否か」というのが問われるような気がする。
デザインが気に入っている人にとっては、装着ザビーはとてもおいしいアイテムだ。
まず、マスクドフォーム。

装着カブト同様、分厚い上半身アーマーとごっついマスク、そして蜂の巣状のモールドが新鮮で、黄色というよりはゴールドっぽい色合いも、大変かっこいい。
こうして見ると、マスクドフォームは本当に巧く色を配しているのがわかる。

左前腕のザビーゼクターは、取り外しが可能。

固定力は強くもなく、弱くもなく。
ただし、勝手に外れてどっかに行くようなことはまずない。
もし、あまりにも取れやすいようなら、手を加えるかメーカーに交換を申し出るのもいいかも?

カブトにもあった、肘可動幅の制約問題を除けば、ザビー・マスクドフォームはかなり理想系に近いスタイルかもしれない。
ガシガシ動かせるマスクドフォームって、今のところこれしかないからね。
もっとも、人によっては「横幅が足りない」「やっぱり細すぎる」といった悪印象を抱くかもしれないが、可動フィギュアだという点を踏まえれば、充分及第点なのではないだろうか。
次に、ライダーフォーム。

頭が大きいとか、目の色が違うとか、色々叩かれたが、実物を手にするとそんなに悪くはない。
目の色は、確かにイメージと異なるが、よく見ると劇中と同じ暗褐色で、出来る限り忠実に再現しようとしているのが伺える。
もし、これがクリア目だったら…意外に絶賛されてたりして?
首周りが貧弱に見えてしまうという、装着変身共通の難点もあって、スタイルが悪いように思われてしまうのが、本当に残念だ。
これの良さは、触れば解るのよ、触れば。
こちらも、パーツ構成はカブトに酷似しているが、唯一、肩パーツ構成が大きく異なっている。
ザビーの肩は二重構成で、メインの丸い肩アーマーの上に、さらに銀色の大型装甲を被せるスタイル。
この大きな肩アーマーは、「装着変身・仮面ライダーグレイブ」のような、胴体アーマー部に接続するタイプだ。
装着グレイブのように、肩アーマーを上方にスライド出来る構造にはなっていないが、それでも可動制約はかなり軽減されており、腕全体をほぼ真上に伸ばす事も出来てしまう。


これは、肩アーマー接続部の軸が長めに設定されていて、胴体アーマーから外れにくくなっている事による利点だ。
ここでもし、「うちのザビーは肩アーマーのスライドが出来るぞ」という人が居たら、それは単に外れかけているだけなので、ご注意。
ザビーの胴体アーマーは、グレイブのように軸受け部分がひょうたん型になっておらず、スライドした軸を受け止める構造になっていない。
だから、調子に乗って外れかけの状態で動かしまくっていると、塗装皮膜を益々傷める結果になるので、止めた方が懸命だ。
ただ、このハズレにくさが災いし、アーマーを着け換える際、軸部分が黒い塗装面に干渉して傷をつけてしまう(正確には塗装皮膜を削る)事がある。
特に、ザビーのアーマーの黒い部分はすべて艶消し黒で塗装されているため、擦り跡がテカってすごく目立ってしまう。
これは、ちょっといただけない。
ユーザーは、極力軸がこすらないように、細心の注意で取り外す工夫が必要のようだ。
ザビーゼクターは、マスクドフォームの時より大型化。
やはり、前腕アーマーから取り外す事が出来る。

しかし、まだまだリーチが足りないため、ライダースティングのポーズを決めても、肝心の針部分が手首より先に出てくれない。
これは、かなり弱った。
ゼクターの取り外しが可能なら、せめてライダースティング用の延長差し替えパーツを付けて欲しかった…。
装着ドレイクでは、ライダーシューティング用の変型済みドレイクゼクターパーツが付いてきたのに。
●問題点
肩アーマーによって胴体部分に傷が付きやすい&ザビーゼクターのサイズが小さすぎるというのは、既に挙げた。
これは、素体の可動幅の問題だけどね。
可動面において、唯一COR版に負けている部分だ(もっとも、COR版も上腕が回転しないので、同様の構えはできないのだが)。
ちなみに、マスクドフォームのゼクター接続部とライダーフォームのゼクターのジョイントは口径と接続部周辺形状が異なるため、ライダーのゼクターをマスクドに着けて、「キャストオフ直前」の再現が出来ない。
やろうとすると、ゼクターがポロッと落ちてしまうのだ。

これは、パーツの造形上仕方のない事なのかもしれないが、とても残念だ。
ユーザーの中には、別商品同サイズのザビーゼクターパーツを流用しようと考える人もおられるようだけど…何がいいのかな?
筆者は試していないけど、バンプレストの「仮面ライダーカブト パーツ着脱式アクションフィギュア」というプライズ品(マスクド→ライダーフォームの換装可能のスグレモノ)版に付属するゼクターが、よさげに思えるんだけど、まだ大きさ足りないかな?
どちらにしろ、接続には若干の加工が必要だろうけど。
●CORMマシンゼクトロンと共に
最近出番がめっきり減ったマシンゼクトロンに搭乗。
ううむ、やっぱりバッチリ搭乗可能!
マシンゼクトロン自体、ちょっと縦の長さが足りない印象があるから、横から見ると若干違和感あるけど、結構バッチリ。

これで、マシンゼクトロンをきっちり立たせる事が出来れば……って、改造しなければ余裕で立つんだけどね。
●総合評価

カブトと大差ないギミックということで敬遠されがちだけど、実物を手にすると印象が好転するというパターンの商品。
また、マスクドフォームの「予想以上の異形性」もなかなか魅力的で、後に紹介するドレイクやサソードとはまた違う造形の妙が堪能できる。
これと比べてみると、カブトのマスクドフォームがいかにスタンダードなデザインであるかも、実感できると思う。
目立つ特徴はないけれど、色合いやパーツ装着の都合による不具合を別にすれば、そつなく良品。
そんな感じの商品だと感じた。
あとは…ザビー自体がどれくらい好きか、という問題かなあ。
これが一番大きいんだけど。
●バンダイ装着変身シリーズ 「仮面ライダードレイク」
定価3,150円(税込)
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●映像内のキャラクター
さすらいのメイクアップアーティスト・風間大介が、ドレイクゼクターの力で変身した姿。
加えて、頭部もトンボマークから発展させたもので、目の形はトンボの羽型そのもの。
全ライダーの中でも突出したスタイルになっているせいか、デザインの好き嫌いもかなりハッキリ分かれるようだ。
一部では、マスクドフォームはヤゴがモチーフだという説もある(本当かどうかは知らないけど)。
他のライダー以上に重厚なマスクドフォームのイメージから、突然すっきりさっぱりしたボディラインのライダーフォームに変わる所も面白く、また、左右非対称という特徴もあり、デザイン的にはもっとも目立つ存在になっている。
ドレイクも、当然キャストオフやクロックアップ能力を持つ。
ドレイクグリップと合体し、銃形態になったドレイクゼクターを使用し、普段は実弾、必殺技使用時は光弾と使い分ける。
ドレイクゼクター末端部のヒッチスロットルを引き、トリガーを引く事でキャストオフ。
さらに、ドレイクゼクターの羽を変型させ、チャージアップさせたタキオン粒子を変換させた光弾を撃ち出す「ライダーシューティング」という必殺技を持つ。
このライダーシューティングの光弾は、クロックアップの有無により弾速が大きく変化するため、ドレイク登場以前から「クロックアップできるワームに対する有効性の有無」が議論されたが、劇中では様々な工夫を行うことで光弾命中を成し遂げ、それなりの成果を上げた。
しかし、やはり「どうしても接近戦主体になってしまう」傾向のある本作の殺陣では、銃撃によるロングレンジ戦闘主体のドレイクは、アクションスタイルが有効に活かされたとは言い難く、そのため「(敵に接近されたら手が出せないから)ヘタしたら一番弱いライダーなのではないか」という、嬉しくないレッテルを貼られる事もあった。
(唯一、カブトと対戦した場面では高評価を得たが、その際も、“ドレイクゼクターの連弾直撃を受けてもカブト・ライダーフォームは全然平気だった”という点を指して、「やはり最弱」と評する声も多かった。
ところが、28話では「ライダーシューティングがモロ命中したのにワームを倒せなかった」という演出が加えられてしまったため、トドメを刺されてしまった(笑)。
なんというか、その場のノリ優先演出の影響で、必要以上に弱いイメージを刷り込まれたような、悲運のライダーという気がする。
風間大介本人はZECTに所属しておらず、またライダーとして戦う事に積極的ではないが、状況に急かされて変身・戦闘を行うケースが多い。
どういう経緯でドレイクグリップを入手し、ドレイクゼクターに認められたかという描写は一切ないため、その辺の謎が気になるファンから随分追求された。
登場初期は特に抹殺対象にはなっていなかったが、やがてZECTに目を付けられ、カブト(天道)同様、やっかい者扱いされるようになる。
特に他のライダーと敵対関係を持っているわけではないが、よく影山にちょっかいをかけられて、その結果カブトやザビーと対決するケースが多々あった。
なお、8月中旬現在カブト以外でゼクトボマーを使用した唯一のライダーとなっているが、この時も、武器調達経緯は描かれていない。
さらに、いつのまにか自分用のマシンゼクトロンも入手しており、「どこからともなく都合よく物資を調達する天才」と称されるようになった(嘘)。
変身資格者は7月現在まで変化なく、風間は18話ラストにて一旦退場したが、25話にて再登場。
その後の活動を巡るネタバレ情報「風間死亡」がネット上に広まったため、一時は物議をかもし出した。
ま、やっぱりというか、結局はフェイクだったけどね。
劇場版「GOD SPEED LOVE」では、TV本編とちょっと違う雰囲気の風間大介が変身。
ネオゼクト側ライダーとして活躍するも、裏切り者の罠にはまり、ゼクトルーパーの一斉射撃で倒される(しかも死亡)というすごい最期を見せた。
……なんか、スタッフは本当に最弱ライダーにするつもりなんじゃないのか?!
●セールスポイント
装着ドレイク最大の売りは、なんと言ってもこの異形っぷりの再現と思われる。

左右非対称、既存のライダーとの共通性に乏しいぶっ飛んだデザイン、今までありえなかった目の形、パイプ、トンボ!
初めて見た人が一度は驚愕する(笑)ドレイクのデザインは、好き嫌いがはっきり分かれてしまうものだが、気に入った人にとってはこれ以上ないくらいの旨味の集合体だ。
ドレイクは、そのデザイン再現のために、同シリーズの過去二体とは、大きく異なるパーツ構成を持っている。
まず、マスクドフォームから見てみよう。

なんと、カブト・ザビーと同じパーツ構成部位は、ベルトと左腕のみ!
それ以外は、すべてドレイク独自の構成になっている。

マスクは、他と同じ前後挟みこみ式だが、口部のチューブが左肩部分に接続される。
また胴体アーマーは二重構造で、従来のように装着する基本形のアーマーの上に、さらに別の胴体アーマーを被せる。
さらに、それぞれの胴体アーマーは四本のチューブで接続。
上に被せる方のアーマーは、一部肩も構成しており、マスクドフォームの特徴的なデザインの大部分を占めている。
設定では、これは(後述する)ドレイクバーンの上に被さっているものなので、よく見ると右肩からトンボの羽がはみ出している。
残念ながら、このはみ出たドレイクバーンはダミーで、ライダーフォーム時には別のパーツを装着させなければならない。
面白いのは、右腕全体。
ドレイクの右手は、肩から上腕・拳までがすべて一本のチューブで繋がっている。

前腕のみ別パーツ構成だが、これは素体の右腕を肩と手首部分で縦に挟むようなスタイルになる。
ついでに、素体の右腕自体が他とは違う造形になっている上、左右で肘アーマーの色まで変わっている(これは設定準拠)。

こういうのは、過去にない装着パターンなので、いじっていて大変面白い。
ちなみに、上腕と前腕アーマーは、その形状からライダーフォームと完全共通のように思えるが、実は微妙にモールドが異なっていたりする。
アーマー中央部の銀ライン部分に、モールドが掘られている方がマスクド用ね。
左腕は、カブト・ザビーのマスクドフォームと共通の構成。
形状の割に、制約は少ない。

上側胴体アーマーも、思ったほど干渉しないので、結構フレキシブルに腕を動かせる。
頭部と右腕に繋がるチュープパーツは軟質樹脂製で、関節に負担をかけない硬度のものが使われている。
マスクだけは、若干チューブの「張り」が影響する場合があるが、それでもサソードのマスクドフォーム(後述)よりは遥かにマシ。

ドレイクゼクターを構えたマスクドフォーム。
なんとなく、こっちの方が銃撃ライダーというイメージが強いように感じるのは、筆者だけだろうか?

ドレイクグリップは、多少コツが要るものの、そこそこ掴ませやすい。
カブトクナイガンの時のように、クルクル回転してしまう事はまずない。
ただ個人的には、もうちょっとだけ細ければ良かったな、と思う。

トリガー部分に指をかけたような位置で握らせる事も可能(多少安定度は低下するが)。
次に、ライダーフォーム。

突然にスマート。
太っちょからやせっぽちに。
ダイエットの理想形ですね(違)。
胸に大きくまたがるドレイクバーンのせいで、本当なら膨らんで見えてもおかしくない筈なのに、実際はシリーズ中でもかなり細身に感じられる方。
胸のせいで、極端な逆三角形スタイルに見えるせいかな?
とにかく、このスマートさは予想外にカッコイイ!
問題のドレイクバーン。
一見、ものすごく可動に支障を来たしそうだが、実際は、よほど奇抜な動かし方をしない限りはあまり問題にならない。
ただし、さすがに真正面に腕を突き出すとか、右腕を真上に上げようとすると、干渉してしまう。

実は、マスクドフォームの方が、右腕を上げる際の干渉度が低い。
これは、ドレイクバーンの前後パーツを接続させているジョイントの位置関係の問題で、マスクドフォームはドレイクバーン内側の、かなり奥まったところで接続されているが、ライダーフォームのドレイクバーンは、かなり外側の位置で接続されているため、ここに上腕がぶつかるのだ。

残念ながら、ドレイクバーン自体は胴体アーマーに固定接続されるため、装着グレイブのようにスライドさせる事が出来ない。
もし、「うちのはスライドが可能だ」という人が居たら、それは個体差ではなく、単にドレイクバーンの前後接続が緩くなって外れかけているだけなので、ご注意願いたい。
ライダーシューティング。
ドレイクゼクターを、変型後のパーツに差し替えて再現。

素体の肩が前後にスイングできるため、このように、両手でグリップを持っているような構えが可能(実際はかなり無理させているけど)。

全然関係ないんだけど、ライダーシューティングって、光弾撃ち出す前に(カイザブレイガンみたいに)相手を拘束させるようなハングドビームみたいなのを撃たせておけば、弾速が遅くても支障がなかったような気が…。
え、それだとえらい二度手間にならないかって?
あ〜、言われてみれば確かにそうかも。
●問題点
ライダーフォームのマスクが外れやすいという、装着変身共通の問題点が露見。●CORMマシンゼクトロンと共に
ザビー同様、ほとんど問題なく搭乗可能。
写真にはないが、マスクドフォームもばっちり搭乗できる。
姿勢によっては、ドレイクバーンがやや干渉する事もあるが、深刻な問題にはならない。

もっとも…本編でドレイクがマシンゼクトロンに“本格的に”乗るのは、いつのことになるのだろうか。
止まってるマシンにまたがっていたり、風間が運転してたりするだけだもんなあ。
まあ、劇場版ではちゃんと乗ってたから、まだいいんだけどね。
●総合評価

前述の通り、ドレイクのデザインが気に入っていて、かつ異形性の高いヒーロー玩具を求める傾向のある人には、ダントツにオススメだ。
いわゆる「ダサカッコイイ」系のマスクドフォームと、「奇妙にスタイリッシュ」なライダーフォームの共存は、玩具的に見ても大変に面白いと思われる。
だけど、やはりこのクセのあるデザインが受け入れられないという人には、まったくオススメできない。
ドレイクの場合、デザインやスタイルを払拭するほどの大活躍や劇的な場面演出がほとんどないという事もあり、いわゆる「ファンの思い入れによる補正」がかかりにくい傾向もある。
この辺は、加賀美が変身するガタック辺りと比較すれば、よくわかるだろう。
もう少し、「おお、ドレイクってなんかすごいんだな」と思わせる何かが劇中にあれば、もっと注目度やオススメ度は変わってきたかもしれない。
それが、ちょっと惜しいかなという点。
とても良い商品なんだけどね、やっぱりカブトが強すぎるのかな…
ちなみに、いわゆるドレイク編とされているのは、11話から18話の8回。
時期で説明すると、4月9日から5月28日までの、一ヵ月半強。
25話からの再登場をあえて外すと、この時期が、ドレイクメインの時期だったと言える。
さて、何かお気づきではないだろうか?
装着変身ドレイクの発売日は、5月末。
退場も5月末。
なんと、装着変身はドレイク退場後に発売されたことになるのだ。
もっとも、主力商品のCOR版ドレイクは4月29日に発売されているため、一応体面は保っているが、この商品は後に不具合(背面アーマーが固定できない不良)が発見されて回収、しばらく店頭から姿を消すことになってしまった。
その後、ドレイク(風間大介)は25話から28話まで再登場したので、多少販促にとってプラス効果があったかな?
でも、一番活躍している時期に商品が少なく、姿を見せなくなってから多くなるとは…なんとも変わった商品展開だったなあ。
●バンダイ装着変身シリーズ 「仮面ライダーサソード」
定価3,150円(税込)
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※便宜上分別してあるが、両者に形状の違いはない。
●映像内のキャラクター
英国の名門・ディスカビル家本家筋・神代剣が、サソードゼクターの力で変身した姿。
他のライダー同様キャストオフとクロックアップ機能を持つ。
サソードゼクターの尾の針「サソードニードル」を、サソードヤイバーの鍔部分に接続させる事でキャストオフする。
劇中ではまだ登場していないが、サソードヤイバー以外にも、肩アーマーそのものを武器とするショルダータックルという技の設定がある。
必殺技は、サソードヤイバーに再度サソードニードルを接続し直し、チャージアップしたタキオン粒子とポイズンブラッドを混合させた物を刀身に宿して斬り付ける「ライダースラッシュ」。
これは、連続斬りや遠距離攻撃も可能な万能技で、意外に汎用性が広い。
(一応の)資格者・神代剣はZECTのメンバーではないが、ワームを倒してZECTから報酬をもらう契約をしていた(ただし、ガタック登場後は一方的に契約破棄された)。
その後、サソードヤイバーを返却していないが、特に抹殺対象にされたという描写はない。
神代剣は、天道に勝るとも劣らない超俺様性格で、自ら「神に代わって剣を振るう男」と名乗るほど。
あらゆる技能に長け、「すべての頂点に立つ」と自負するが、貴族として偏った教育を受けてきたせいか、一般的常識に著しく欠けており、本人に悪気はないのに、周りに迷惑をかけまくる。
幾度となく天道とぶつかりあったが、決して彼を敵視しているわけではないようで、時には手助けをしたりする事もある。
また、自分の過ちを素直に認める潔い一面もあり、なかなか憎めない性格をしている。
以前、目前で姉をスコルピオワームに殺されたため、ワームに対して激しい憎しみを抱いているが、実は自分自身がそのスコルピオワームであり、しかもまったく自覚を持っていない。
時々、戦闘中に唐突にワームの姿に戻ってしまう事がある。
物語上、初めて登場した「ワームが変身している」ライダーで、今後の展開が期待されている。
8月現在、神代asサソードは神代家執事・通称「じいや」の運転するリムジンでのみ移動しており、マシンゼクトロンを使用した事はない。
劇場版「GOD SPEED LOVE」では、冒頭解説シーンで2秒あるかないか程度という、ちょい役的出演しかせず、それっきり最後まで登場しなかった。
そのため、資格者が神代なのか、それとも別な者なのかは、とうとう不明なままだった。
●セールスポイント
サソードも、ドレイク同様異形性が最大の売りだが、ドレイクとはまた違った造形美でまとめられている。
まず、マスクドフォーム。

これまでのライダーは、基本的に上半身のほぼすべてを別な外殻で包み込む構造だったが、サソードのみ例外で、まるでライダーフォームを拘束具でつなぎとめているかのような構造になっている。
そのため、マスクド装甲の面積がかなり少なく、代わりに無骨なパーツが複雑に絡みついている。
普通に見ると、とてもまともに動きそうにないデザインなのだが、そこは装着変身、こんなでも結構関節可動幅は広い。

マスクドフォームは、ちょっと変わった装着方になっている。
マスク・胴体を装着させた後、まず上腕パーツを先にはめ、その後に肩と前腕パーツをはめる。
ただ、肩と前腕はブラッドペセル(オレンジ色のチューブ)で繋がっているため、これを素体の腕に巻き付けつつ装着しなければならない。
その後、肩アーマー端のシャフト状パーツを、上腕アーマーの突起にはめ込む。
さらに、背面部右寄りに装備させるパーツから(腕とはまた別の)ブラッドペセルを前面に伸ばし、肩二箇所、腹一箇所でそれぞれ固定、最後に、背面部左寄りの、さらに別なブラッドペセルを、マスク側面部に接続させる。
と、このような複雑な行程を経て、ようやくマスクドフォームが完成する。
要は、腕がややこしい着け方なのと、後からチューブをごちゃごちゃとくっつけるわけだ。
ブラッドペセルは、柔軟性の高い素材で作られているため、関節に大きな負担をかけることはない。
さすがに、腕はちょっと動かしにくい気もするが、それでも、他のマスクドフォームよりは格段に動かしやすいし、何より、パーツ脱落がほとんどありえないというのがおいしい。
ただ、腕をある程度以上大きく動かしてしまうと、上腕と肩の接続が外れてしまう。

大きな問題ではないが、ここがちょっと困っちゃうところかなと。
構造上仕方ないし、すぐ戻せるからいいんだけどね。
なお、23話から24話にかけて見せた「ブラッドペセルにょろにょろ&頭汁タラーリ」のアヤシイギミック再現は、さすがに出来ない。
あんな思いつきで組み込まれたような装備、同梱されても困っちゃうだけだけど(笑)。
頭部も、ブラッドペセルで接続されている割には結構動かせる。
ただ、さすがに限度があり、首を横に回しすぎると、どちらかの接続が外れてしまう。

換装目的の玩具なので、これを接着するわけにもいかず、かといって接続ジョイントを太らせるわけにもいかないので、少々弱ってしまうところだ。
ちなみに、マスクパーツはライダーフォームのものとはまったく別物だが、顎周辺にライダー時のマスク部分が露出していて、装甲の重複感をきちんと再現しているのが嬉しい。

しかも、なんとなくパーツ重複部に奥行きが感じられる造形になっていて(実際は単一パーツ)、見栄えも良い。
個人的には、マスクドフォーム全種の中で、もっとも出来の良いものだと思っている。
順番が狂ってる気がするけど、サソードヤイバーとサソードゼクター。
これはなんと、装着カブト系初の「差し替えなしの劇中ギミック完全再現」アイテムだったりする。

サソードヤイバーに、サソードゼクターを合体可能で、さらに、サソードニードルを押し込める。
固定もしっかりしていて、勝手にバラける事はない。
刀身がちょっと短めで、今ひとつ迫力に乏しい気もするけど、これだけやってくれれば充分だろう。
一部では、COR版サソードのサソードヤイバーを持たせるとバランスが良いという意見もあるようだが、実際に持たせてみると、グリップ部が太すぎて保持が困難な上、鍔周辺が巨大過ぎてやっぱりどこかおかしくなってしまう(さらに、一体成形の為ゼクター離脱・合体も不可能)。
サソードヤイバー用のホルスターが付属。

マスクドフォームだけでなく、ライダーフォームにも接続できる。
保持力は、ヤイバー側・本体側どちらも良好。
ただし、デカいから指が引っかかると、どうしても取れてしまうようだ。
これは仕方ないかな。
次に、ライダーフォーム。

一見マスクドフォームと共通パーツがありそうに思えるが、実際はほとんどすべて着け換えになる。
唯一、手首のみ共通なので、交換させる必要はない(ま、ベルトのバックルもそうだけどね)。

びっくりするほどスマートになってしまった、ライダーフォーム。
ブラッドペセルによる可動制約は完全になくなり、自由自在に動く動く!
しかも、元が素晴らしく整ったデザインの上、パープルカラーが下品になっていないため、もうかっこいいのなんのって♪
多少、マスクの造形が劇中のものと違っている気はするが、これだけ再現されていれば充分ではないだろうか。

サソードヤイバーは、グリップ部分が短いため両手持ちはちょっときつい。
なんとなく、それっぽい持たせ方は可能だけど。

弄ってみて、初めて判ること。
カブト新素体の関節可動幅は、剣などの武器を持つキャラクターにぴったり。
肩の根元の自由度が最も映えるから。
そういうこともあって、サソードライダーフォームは、いきなり高水準になってしまった。
胸のポツポツは、サソリの目だったのね。
買って初めて理解しちゃった。
こういう、普段気付かない発見があるというのも、面白いなあ。
●問題点
サソードの問題点に触れる前に、まず、マスクド・ライダー両方の「良点」に触れておこう。
――けど。
換装遊びするには、逆に固過ぎですよこれ(笑)。
サソードのバックルは、一度つけたらそのまんまでいいかもしれないけど、マスクが外しにくいというのは、ちょっとまずい。
マスクドもライダーも、外す時はちょっとしたコツが必要なほどで、かなり手こずらされる。
ヘタなはずし方をして、ジョイントをヘシ折ってしまうんじゃないかと、すごく不安になる。
こちらを立てればあちらが立たず…難儀な問題である。
また、マスクドフォーム時のブラッドペセル各部は逆に外れやすく、特に胴体とマスク部分はすごい。
パーツ自体が脱落するほどではないからまだいいが、気が付くとどこか外れているのが発見されたりする。
今回の撮影の時も、後からそれに気付いて慌てて撮影し直したケースが多々あった。
あともうちょっとだけ、ジョイント軸が太ければいいなと思うんだけど…。
ブラッドペセルは、マスクドフォーム最大の特徴だから、外れはどうしても目立つしね。
もう一つ、造形上の問題がある。
実は、サソードのみ、素体部分の体表モールドが大きく異なっている(他ライダーは、脚部外側から内側に流れるようなモールドラインがあるが、サソードのみ流れが逆で、内側から外側に向かって流れている)。
にも関わらず、この商品では、他のカブト系ライダーと同一のモールドが刻まれている。
ま、とはいえ、知らなければ無視できる部分だし、プレイバリューが損なわれるわけではないから、そんなに目くじら立てるほどではないと思うけど。
ただ最近、なぜか装着変身にリアルプロポーションやディテール再現を求める声も多いからなあ。
やはり、こういう差異が鼻について仕方ない人もいるかもしれない。
なお、個体差かもしれないが、筆者の持つ非可動素体は、腕の接続穴が緩すぎて、前腕アーマーの保持力がゼロ! だったりする。
しかも、これはカブトゼクターの外れやすさよりも、数段上を行くレベルだったり。
なにせ、凹穴の方が凸軸よりも二周りほど大きいものだから、ひっかけることすら出来ないのだ。
今回の撮影時は、やむなく両面テープを活用したが、これではディスプレイにすら使えない。
交換してもらった方がいいかなあ。
で、最後にもう一つデカいのが…
これは次の項目で触れよう。
●CORMマシンゼクトロンと共に
ザビーやドレイク同様、ほとんど問題なく搭乗可能…………じゃないし!!
なんとびっくり、サソードのみ、左太腿のパーツがシート部に干渉してしまうため、搭乗させることができないのだ。

正確には、ただまたがらせるだけなら可能。
しかし、他のライダーに比べて下半身が浮きまくってしまうため、お世辞にも、搭乗しているとは言い難い。
他のカブト系ライダーも、よく見ると僅かに尻が浮いていて、ライディングポーズとしては許容ギリギリなのだが、これではあまりに酷すぎる。
問題の太腿パーツは、意外に厚みがあるため、単に股関節の展開幅を調整すればいいという問題でもないようだ。
まったく、せっかくライダー用バイクが発売されたというのに、乗せられないのが居るとは何事か!
設計を根本的に間違えたんじゃないか?!
こういう所をしっかりやってもらわんと、困るんだよプンプン。
(注:CORMマシンゼクトロンは、装着変身用ではありません)
写真のマシンゼクトロンのカウルパーツは、別売の「CORシリーズ・仮面ライダーサソード」に同梱されているもの。
ついでなので、COR版サソードも紹介。
以前「気分屋な記聞」で紹介されたカブトとほぼ同様の構造・ギミックで、ベルトのバックルを押すことでキャストオフ!

装着変身ではオミットされていた、ブラッドペセル基部の部分塗装もばっちり。
ただし、設定と異なり、ライダーの上に丸ごと別な装甲を被せてしまう構造になっているため、マスクドフォームはどうしても厚ぼったい外観になってしまう。
でも、腕アーマーの構造は、カブトのと少し違っていて面白いかも。
マシンゼクトロン用のパーツ二種(カウルとミサイル)が付属するため、他より若干値段が高いのは、ナイショだ!(笑)
ちなみに、前腕ロール軸がないために腕の可動に制約のあったCORは、この後に発売されたガタックのみ改善された。
可動幅の少なさで諦めていた人も、買う価値あるかも?
●総合評価

人によって評価は異なるだろうが、恐らく、カブト系装着変身でもっとも旨味のある商品ではないかと思われる。
奇抜なデザインの再現と可動範囲の両立、完成度の高いパーツ造形と構成、色合い、ギミック。
劇中では、今ひとつパッとしない感のあるサソードだが、この(色々な意味での)かっこよさは、充分過ぎるほどアピール度が高い。
ドレイクと同じような表現になってしまうが、デザインが気に入っている人なら、手を出す価値はあると思われる。
■総括
劇中の活躍度合いで、評価が大きく分かれている三大ライダーだが、これを書いている現在、カブトとガタックにメインの座を明け渡し、さらに彼らのあおりを食らって、すっかり前座に甘んじてしまった感が強い。

この後、7月末に「装着変身 仮面ライダーガタック」が発売されたが、こちらのレビューは既にアップしているので、よろしければご参照を。
ここまでの問題点のいくつかを改良している良品なので、ファンならそちらも手を出してみる価値があるかと(逆に、ガタックに限ってはCOR版は評価が悪い…ような気がする)。
さて、次は「装着変身 仮面ライダーカブト・ハイパーフォーム」だけど、その後の「仮面ライダーホッパー」と「ダークカブト(仮称)」も商品化するのかな?
もし全部出たら…凄い壮観な展示状況になりそうだなあ。
え、劇場版の金銀銅?
あー、あれはそのー、うーんと、まぁー、えーと……
映画では結構いい活躍してたから、是非欲しいところなんだけどねえ。
作るのも多分簡単だろうし(笑)。

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