衝動買い。
パケ絵で萌えな絵柄の少女が、パンティー半脱ぎ状態で、「今宵も召しませ、アリスのか・ら・だ」などと微笑みながら挑発してくるものですから、「その挑発、乗ってやろうやないか!」となってしまう訳で…(爆)。
そして…
………あ゛〜(悲鳴)。
これは凄い!フェチ炸裂!
確かにパケの裏に「フェティッシュに…」とは書いてありましたが…
………ここまでやるか?
(システム)
選択肢でシナリオが分岐していくタイプのADV。
昼間は通常イベントでの選択肢、夜はアリステルとのHにてプレイ内容選択。
Hパートでは色々なパラメーターが設定されていて、Hプレイ内容でパラメーターが上がっていきます。
ちなみにパラメーターの内容を一部挙げてみると………
「脚フェチ度」「衣服、布地フェチ度」「尻フェチ度」「おっぱいフェチ度」「ア〇ルフェチ度」そして「ニーソックスフェチ度」etc……
……え〜と、非常に人を選ぶ作品であります(汗)。
(絵)
原画は「赤丸」氏。
ロリ系のキャラ絵ですが、萌え萌えなロリ絵ながらも肌の質感やニーソックスの塗りなど、やたら気合いが入っていて妙に妖しいエロさが漂ってます。
背景は知る人ぞ知る「草薙」が担当。
非常に綺麗です。
(音楽)
BGMは「feel」が担当。
全体的にほのぼのした感じです。
EDはボーカル曲。
80年代の少女漫画のアニソンのような雰囲気です。
(音声)
アリス役の葉月ミカさんはモロにハマリ役。
またアリスのセリフは全編にわたって「オ〇ンコ」「お〇ん〇ん」などの卑語全開!
一応ピー音は鳴ってますが、無いに等しく、完全に丸聞こえ状態…。
他にロリ役の印象が強かった、乃田あす実さんが珍しくお姉さんタイプのキャラを演じています。
(シナリオ)
章立て進行しますが、6章で終わる時もあれば8章まで続く時もあり。
全編、いたるところに伏線が張られていて、1〜2回のプレイだけでは全貌は見えてきません。
違うシナリオをクリアして、別シナリオの時のキャラの言動の意味がようやく理解できるといった具合です。
また困った事に、シナリオ分岐の難易度がやたら高く「お手軽抜きゲー」と侮れません。
通常の選択肢だけでなく、夜のHパートでHプレイの内容を変えただけでシナリオまで分岐するなんて勘弁してほしかった。
……んなもん分かるか!
(キャラクター)
完全にアリスがメインで、他はサブキャラ以外の何者でもありません。
〇アリステル=レスデル(通称アリス)
メインヒロイン。
ヒロインが吸血鬼っていうの昔のアニメにあったな〜。
確か「ときめ〇トゥナイト」(……古い)。
主人公の事を「お兄様」と呼ぶ。
ヤキモチ焼きで、生意気で、気が強い。
ワガママですが嫌味な感じは無く、逆に実に魅力的なキャラクターになっています。
主人公の変態フェチ趣味に最初は羞恥心で赤くなりますが、徐々に慣れてきて、主人公の度重なるフェチプレイの要求に半ば呆れつつも付き合ってくれるところが良し。
更に慣れてくると、自分の方から積極的になります。
一歩誤れば陰湿な事になってしまう内容の本作品ですが、アリスが変態プレイにノリノリで付き合ってくれるのと、プレイ中も主人公とバカップルな会話をしながら、終始ラブラブな空気で通したのが本当に救いになっています。
〇水無瀬 綾乃(みなせ あやの)
主人公の住むマンションの入居者の一人でお隣さん。
他人とのコミュニケーションに消極的。
家事の達人。
〇沖野 未育(おきの みいく)
主人公の住むマンションの大家の娘。
人見知りしない元気娘。
Hシーンありキャラです。
〇ハルモ二
見た目、言動ともにお子様な吸血鬼。
しかしパワーはやたらとある。
純血吸血鬼のアリスに興味があるらしくちょっかい(襲撃)をかけてくる。
(エロ)
もう言葉もありません。
元々の目的が、Hする事よりも射精させる事なので、もはや何でも有り。
ノーマルHがほとんど無し。
変態フェチプレイのオンパレード。
フェチゲーは過去にも、スクール水着フェチ「優遇接待」&「すくみず」や、ブルマフェチ「いもうとブルマ」なんてのがありましたが、逸脱ぶりは本作品が数段上。
ア〇ルセックスなど、もはや序の口。
ニーソックスプレイ、脚プレイ、妊婦プレイ、母乳プレイ、体操着、バニーガール、スクール水着(ひぃぃ〜)etc……
……歪んでます。
そしてこの作品、「コキ」こそが真骨頂。
……一部挙げると、手コキだけでも素手、手袋着用、主人公のナニにニーソックスを巻きつけたり、靴下やパンティーをナニにかぶせて手コキ…。
バニーガール衣装の時は、バニーの耳をナニに巻きつけて手コキetc……
……とことん歪んでます。
足コキも凄い。
ニーソで素足で、ナニを両足で、足指で挟んで、足裏でさすってと、多彩なバリエーション(踏み付けも有り)。
他にも、太もも部分からニーソにブツを入れてのニーソコキetc……
…………グッジョブ!(ヤケクソ)。
ズラズラと書き並べましたが、これでも本作品の変態フェチプレイの半分も挙げてないのですよ〜皆様(微笑)。
(総評)
2003年度フェチ決定版!
プレイ後、我に返った時「人として大切な何かを失ったのでは?」という喪失感に襲われる事は必至(大汗)。
萌え〜なパッケージのキャラ絵につられると後悔する事も必至。
何というか、とても世間様に顔向けできない異常な内容をよくぞここまで、堂々と、潔く、直球勝負でやってくれたなというのが率直な感想です。
ええんか?
フェチに対する耐性の有無と、アリスを好きになれるかどうかがこのゲームの評価の分かれ目になるでしょう。
私は既に免疫が出来てるので、辛うじてOK!
複雑な気持ちですが…。
あと、難易度が高めでフルコンプには時間がかかるかと。
このメーカー今後もこんなノリで行くつもりなら………
……ついていきますよ私は、ええ(恥)。
いずれにせよ、この作品をあまり褒めると、私の人間性そのものが疑われかねないのでこの辺で……
(まだまだ書きたい事は一杯……)
(PS)
当然「2003年度殿堂入り」です……(核爆)。 |