ジュウレン…:

 「ジュウレンジャー」と言いたかったらしい。
 戦隊シリーズ『恐竜戦隊ジュウレンジャー』のこと。
 恐竜時代に存在した人類が封印した“魔女バンドーラ”一味が復活し、その時のために冷凍睡眠していた5人の戦士(後に6人になる)が、バンドーラ配下のドーラモンスターと戦うという物語。
 1年間の展開の支離滅裂さは、シリーズ屈指。
 更に、ロボットを主人公達が崇拝する神と設定してしまったため、滅茶苦茶な展開となった。
 大獣神(だいじゅうじん。ロボットの事です:編注)が出てくれば簡単に終わる問題も、敢えて放っとくため必要以上に犠牲が出てしまう。
 おまけに、出てくるドーラモンスターの弱点などは、すべて「ダイノ戦記」という本にあらかじめ書いてあるのだ。
 どうも妙だと思っていたのだが、大獣神の目的はバンドーラとの戦いにかこつけて、大サタンとの戦いに備えて究極大獣神に戻ることであり、そのために必要な手駒(ジュウレンジャーの6人)を育成したかったらしいという結論に達した。

 ちなみに鷹羽は戦隊シリーズ中、これが一番嫌いである。
 
 
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