八岐大蛇(やまたのおろち):

 頭と尾がそれぞれ8本ずつに分かれた、伝説の大蛇。
 日本神話ではスサノオノミコトに退治され、天叢雲剣は、その尾の1本から発見された。
 ゲーム中では、先代の叢雲の使い手に封印されたことになっている。
 また、ゲーム中で叢雲が蛍の体内から出てきたのは、恐らくこの故事に由来していると思われる。
 とは言え、3尺(約1m)もの剣が螢の胴体に入りきるわけもなく、別の次元に通じていると考えるのが正しいだろう。
 
 なお『ドラえもん』で、のび太が「どうして頭が8つなのにナナマタノオロチじゃないの?」などと騒いでいたが、字を見て判るとおり「股」ではなく、分岐の「岐」である。
 “8つに分かれた”という意味だから、「ヤマタ」でいいのだ。
 
 
本文に戻る