はぷにんぐJOURNEY
仲間たちとのスキー旅行で、見付けるのはどんな恋?
1.メーカー名:EUPHONY PRODUCTION
2.ジャンル:ADV
3.ストーリー完成度:D’
4.H度:C
5.オススメ度:C
6.攻略難易度:E
7.その他:小粒で簡単で、だけど腹の立たない恋愛ゲーム
(ストーリー)
主人公正晴は高校2年生。同じクラスで幼なじみの夕季に告白できないままでいる。
そんな時、親友の一巳から、冬休みに北海道へスキー旅行に誘われた。
夕季に告白する絶好のチャンスと、夕季を誘うことに成功した正晴だったが…。
う〜ん、困った。このストーリーで、どうして攻略対象の女の子が5人もいるんだろう?
同じテニス部で、混合ダブルスのパートナーである美紀はともかく、他は、単なる同級生だったり、付き添いで着いてきた担任の先生だったりと、どうして恋愛対象になるのか、わからない人ばかりだ。
鷹羽の場合、ハナから「完クリ!」という金看板が輝いていたからいいのだが、ストーリー的には、その辺割り切っておかないと多分やってられないと思う。
ただし一旦割り切ってしまえば、なにしろ女の子の方は、元々正晴に好意を持っていた娘が多いから、そんなに違和感なくやれる。
特にオススメなのがヒロイン夕季のシナリオで、どうして正晴が今まで告白を躊躇っていたのかわからないくらい、夕季の方もラブラブ光線出しまくりだ。
この点については、「正晴は超絶ニブチンである」ということで納得しておこう。
ともかく、スキーで足をくじいてホテルで休んでいる夕季の側にいた正晴は、ようやく夕季と結ばれる。
そして、地元に帰ってきて解散した後、皆が三々五々帰っていく中、先生が2人の側にやってきて、全部知った上で「良かったわね、想いを遂げることができて」と言うのだが、その後「でも…避妊はちゃんとなさい。今できてしまうと…辛いわよ。それから、終わった後のシーツは、丸めておくとかして目立たないようにしなさい」と忠告してくるのだ。
先生は、正晴と夕季が元々お互いのことを好きだったことを知っていたから、2人きりにしておけばどういう展開になるか承知の上で、敢えて好きにさせていたのだ。
その後、きっちり夕季のベッド(血やシミが付いてる)や部屋のゴミ箱(使用済みコンドームが入ってないのを確認してるのだ)をチェックする辺り、しっかり引率者している。
『Hすること自体は構わないが、妊娠だけはしないようにしろ』というのは、やっぱり偉い。この点だけでも、鷹羽はこのゲームを評価するぞ。
ま、他のシナリオは、あんま大したことないのばっかりだけどね。
そうそう、もう1つ。EDの「ミスホワイトに口付けを」は、結構いい曲だ。
スキー場の話だから、“雪の白”と“スノーホワイト(白雪姫)”を引っ掛けてるわけね。
それで「眠ってる少女を目覚めさせる魔法(マジック)のキス」になるのね。
(鷹羽飛鳥)