『EVEbursteror』:

 本当ならば解説なんかいらないんだろうけど、そろそろ知らない人が出てきているかもしれないので、念のため。

 

 シーズウェアより、96年に発売された作品。

 私立探偵・天城小次郎と内閣調査室所属の法条まりなの二人を主人公としたマルチサイトシステムADVで、DOS版の後も“セガサターン版”“WINDOWS版”が発売された。

 当時は名作として評判を得、現在も根強いファンは多い。

 当・九拾八式でも、同人誌「九拾八式・極」にて特集を組み、なんと11人ものライターで一斉に評論するという無謀な事をやっていた(現在は「真・九拾八式工房」内に掲載)。

 んで、これのメインシナリオライターが、菅野氏だったという訳。

 

 氏はこれ以前にも『DESIRE〜背徳の螺旋〜』などをプロデュースし、業界にとてつもない波紋を投げ掛けた。

 ある意味、現在の「泣かせゲー」の基礎を構築したと言っても過言ではない。 

 

 …しかし、氏はその後ELFで『YU-NO』を制作し後に離反、独自の会社設立に至る事となる。

 シーズウェアは、氏の「EVE」を勝手にシリーズ化し、悪名高い『〜The Lost One』『ADAM The Double Factor』『EVEZERO』等を制作するという愚行を繰り返し、せっかくの名声を地に貶めてしまった。

 

 

参考:

 『DESIRE〜背徳の螺旋〜』は、オリジナル版・サターン版共にCD-ROM「真・九拾八式工房」内「初代九拾八式」「九拾八式降臨」のコーナーに掲載。

 『この世の果てで恋を歌う少女〜YU-NO』は、同CD-ROM内「九拾八式降臨」コーナーに評論が掲載。

 その他『EVE The Lost One』も同「九拾八式降臨」に掲載、『ADAM The Double Factor』も、当サイト内に掲載されている。

 興味のある人は、是非ご覧あれ。

 
本文に戻る